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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」大阪松竹座

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大阪公演を見てきました。歌舞伎は初めて見るのですが,スーパー歌舞伎でワンピースならまだハードルも低かろう,と思って。

いやー凄かった。

歌舞伎でワンピース? っていう違和感は良い意味でまったく仕事してなかった。腕が伸びるのをなるほどそうやるのか…映像だけに頼らないのか…

普段から,異性装の宝塚を見てるからか,その反対の異性装は新鮮でしたね。

スーパー歌舞伎II(セカンド)ワンピース | 大阪松竹座 | 歌舞伎美人(かぶきびと)

今回の配役

私が見たのはC日程でした。

  • ルフィ/ハンコック:尾上 右近
  • ゾロ/ボンクレー/スクアード:板東巳之助
  • ナミ/サディちゃん:坂東 新悟
  • サンジ/マルコ/イナズマ:中村 隼人
  • イワンコフ:下村 青
  • シャンクス:市川 猿之助

素人の感想

右近さんのルフィはほんとに若さ溢れてて,東京で代役になって以降の前向きに力全力! ってこういう姿に出てたのかなぁ,とか。

というかハンコックがハンコックとして違和感なさすぎて自分でもびっくりです。だって多分に原作と一番容貌や衣装の雰囲気が違うのってハンコックだと思うんですよ。でも,ハンコックなんですよ。

女形さんの女装が美しすぎてほんと,傾城ってこういうことを言うのか…女性の美しさとは明らかに性質が違うもので,沼の深さを垣間見た気分ですわ。

ボンちゃん(坂東巳之助さん)が兎に角良かったんですよ! ていうかそもそもインペルダウンのボンちゃんがめちゃくちゃイケオカマなんですけど。

ゾロとスクアードも演じておられたのだけど,やっぱりインペルダウンでのボンちゃんに全部持ってかれた感ある…いやほんとボンちゃんがね…凄いんですよ。

二幕は水を使うから,前方席の人にはレインコートや,荷物を入れる袋が配られていたのですが,それにしてもあんなに水を豪快に使うとは思ってなかったのでびっくり。

水を使った上であんな高さから飛んだりするとかこわい…いやもうほんとこわい。

そしてやっぱり存在感ハンパなかったイワンコフの下村さん。四季ご出身だから,声量といい存在感といいハンパなくて(メイク方法もよりミュージカルっぽい),いやもうほんと舞台の真ん中の太陽でした。すごい。もうほんとすごいしか言えない。すごい。

そんなカマーランドで頭ツートンの天草四郎みたいになってたイナズマやらサンジやらマルコをやっていた中村隼人さん。わーイケメンがいるーと思って後からパンフレット見たら中村さんで,あーそらイケメンやな,と深く納得した次第。

マルコは一番大きい役とはいえ,鳥の姿で出てくる場面が大きいので…その…浮いてるからなんとも立ち回りができなくて…目立つんだけど,目立ちきれないというか。

白ヒゲの市川右團次さんは陸王のシューフィッターのイメージしかなかったのですが,出てくる度に出血が増えていく白ヒゲが鬼気迫っててこっちの息まで詰まりそうでした。

エースの平岳大さん。真田丸で武田勝頼やってた役者さんだよ! と同行の母親に説明してみたけど通じなかった…それはさておき,またエースは普通の舞台に立っているような雰囲気だったんですよね。大元は歌舞伎なんだけど,ミュージカルの下村さんや,この平さんのように,他分野の人が,無理に畑違いの歌舞伎に寄せようとはせずに存在してるというか。

…ええ,案の定,エースの最期ではボロ泣きですよね。マンガでもアニメでもなんなら歌舞伎でも,エースの最期は涙無しには無理。

そして満を持して出てくる猿之助さんのシャンクス。ルフィに対して見せる姿ではなく,四皇としてのシャンクスだから原作でもめちゃくちゃ威圧感あふれるシャンクスなんだけど,それが満を持しての猿之助さんですよ。

ヤバイ。

もう座してるだけで存在感がハンパないです。この迫力でルフィされてるときとかどうなるんやろう…と他の組み合わせでも見てみたくなります。

歌舞伎沼は宝塚より深いのを垣間見たので遠目に伺うに留めたいところです。

大阪から始まったらしい音声ガイドは場面ごとに役者の名前を説明してくれたり,原作知らない人に場面やキャラの解説加えてくれたりするのでワンピース知らないとか,インペルダウンまで読んでない人には親切かもしれないけれど,その分だけ舞台の音が聞こえにくくなるのがなぁ…幕間に声優さんのインタビューとかが聴けるのはよかったです。

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