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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

「京へのいざない」京都国立博物館

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平成新館
京博の新館がやっとオープンしたぞー…から一月弱、時間が空いたのでふらっと行ってきました。
正面入り口から入って目の前にどーんとこの平べったい建物、平成新館。…京都に物を建てるからには平べったいのは致し方ない。九博のガラス張りみたいな奇抜さは求めてないし、求めても無理なのはわかってるよ…

それにしたってシンプル過ぎるだろ!

とは思うけどね…見慣れたらそうでもないのかなぁ…



建物の前には水場。博物館や美術館によくあるタイプの配置。


西口から見るとこういう立地。

さて、鳥獣戯画展はうっかり再来週からだったので、常設を見てきました。

京へのいざない

まずはエレベーターで3階へ。配置は3階は陶磁器と考古の部屋、2階が人物画や仏画やらの軸物で、1階が彫刻や工芸、織物などの立体物。

3階 陶磁・考古

焼き物はさ…ほんっとにわからないんですよね…でも信楽の茶入れを模したのは確かにこういう形の信楽焼見たわ。彦根城とかで。
あと、どうしても考古が好きだから、古代中国の青銅器を模したのに目が行くというか。ある意味これもルネッサンスというか復興というか。
考古は鏡が多かったな、という印象。三角縁神獣鏡がたくさん。銅鐸はⅢ期以後だと思う大型のものが1点と、割と初期だろう流水紋の中型。これはと思ったのは関東出土の石製品の群。石といえば石棒もたくさん並んでましたね。逆に、土偶は少なかったです。埴輪も1体しかなかったような。
あと、これは国立博物館にありがちなのかもしれないけど、「出土地不明」とか「伝○○出土」とかが多いのよね…

2階 絵画類

特別展示室は肖像画で、教科書でお馴染みの「伝」源頼朝像が。実はホンモノ見るのは初めてだったのですが…かなり大きかったのねこれ。有名なものだけに、人が立ち止まってる数も多かったです。
この階の展示で面白かったというか、興味深かったのは山水画のコーナー。宋代の影響を受けたのは「水墨画」という画風だけじゃなく、余白に推薦文をずらずらずらずらと書き連ねるそこの部分もまるっと導入してるんだなーと。こういうのトーハクの故宮展で見たわーっていうデジャヴ。
そういえば仏画のコーナーで、涅槃図や来迎図、六道図はあったけど、曼荼羅はなかったんじゃないかな…曼荼羅みたいに大きいのがあったら見落としてないと思うけども…
2階は軸物展示用に最適化してあるのか、展示用の壁面展示がかなり高さを確保してあり、あれだけの高さがあったらかなり余裕持って軸物吊り下げられるなー…と。
屏風は洛中の祇園祭を描いたものや、洛外の名所を描いたもの、阿国歌舞伎の様子を描いたものなどが並んでました。阿国歌舞伎を見ている「高位の人物」が秀吉ではないかという説明があり、ふと思い出したのは雪組の一夢庵風流記でのあゆっちの歌舞伎踊りでした。まさにあんな感じ。男装して肩に太刀を担いで歌い踊る姿。

1階 彫刻・絵巻・工芸品など

2階にいるときから一部吹き抜けになったところから、1階の真ん中に鎮座する大日如来とその横の不動明王の存在感ハンパない。かなり広いスペースが取ってあるとはいえ、あれだけの大きさのものが入ると狭く思える不思議。…そう考えると奈良博のあの仏像館は天井も高いし広さもハンパなく広いってことですね…
源実朝像が並んでいたのですが、2階の伝頼朝像に比べて…なにこのスルーされ具合。ネームバリューかそうか。
1階の導線がわかりづらかったのだけれど、仏像を見て、入り口に戻りながら小部屋を一つ一つのぞけばよかったのか。

その他

3階にラウンジ、1階にレストラン、ミュージアムショップあり。
ラウンジには入ってないんだけど、レストランは敷居の高そうな印象。メニューの前に人が立ちふさがってたから結局入ってないんだけど。奈良博はすごくオープンな雰囲気で入りやすいのとは反対で、入り口も奥まってるし、通路から中がうかがえないからすごくクローズドな感じ。席の数も多くないのかな?
ミュージアムショップは正直、かなり品数が少ない。特展のグッズは扱わないにしても、新館の入り口横だけのスペースで、開放的なんだけどその分致命的に壁面展示が出来ない(1面だけ)のがなぁ…隣にはもう椅子と机の休憩スペースがあるし。
他に施設面で思ったことと言えば、椅子の数が多いことです。展示室内には(ほぼ)ないんだけども、通路であったり、展示室の境目などにほんとにたくさん椅子がありました。これはありがたい。

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