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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

宙組『ベルサイユのばら-オスカル編-』宝塚大劇場(初日)

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100周年だよベルばら祭(サブタイトルは「まだまだ続くよ!」)みたいな感じですがベルばら見てきました。
いや、月組のオスアン編とは全然違ったね。ていうか衛兵隊が武器横流ししてる場面なかったですね。ていうかジェローデルがちゃんとオスカルを敬愛してて、かつ叩かなかったね! 雪の全ツでも叩かなかったというし、むしろなぜ叩かせたのか…


一幕の特に前半はジャルジェ将軍がほぼストーリーテラー。
5姉妹の場面は毎回可愛いし、時の流れと共にお衣装がだんだんスカート丈が長く、わっかになって行くから見てて楽しいんだけど如何せん…とても…騒々しい…。そりゃ女三人集まって「姦しい」んだから「女女女女女」でかしましくないわけがなかったんだけどさ。
そういえばベルばらだから仕方ないのだろうけど見覚えのあるお衣装ばかりですね…これ、雪でみとさん着てたのと同じね…とか、せしるのと同じね…とか。

かなめさんのオスカルは雪の特出の時はなんかあざといオスカルだなぁと思ったりもしたのですが、オスカル編として見たら…うん。普通にオスカルでした。
今宵一夜にしても、決してアンドレに請うたりはしない気高いオスカルだったし。アンドレに対してですます調になったオスカルは…なんていうんだろう、悪い意味で「女」になった感じがするというか。『新撰組血風録』の前髪の惣三郎だったか…剣の腕が立つ惣三郎がある日突然特定の相手に勝てなくなったのを見て、土方が「こいつ、女になったな」と見破る場面があるけどなんかそういう感じ。…いや、オスカルは女なんだけどさ。
ていうか端々に感じるラインハルトっぽさは私の気のせいかな…金髪長髪碧眼の美丈夫。アランに「要求を聞こう」って言ったあの瞬間がとってもラインハルトでした。

そう、このアランが! おづきアランがすごい良かったんですよ! 初対面の「隊長の血を所望する」からバスティーユでみんなが泣き崩れる中、たった一人敬礼を捧げるアランがですね! いやー一貫してブレないいいアランでした。

まーくんのアンドレ、やっぱり立ち位置から感じるジークっぽさ…と、そういえば風共とは性別逆になったんでしたね、なラブシーン。
あと、目が見えなくなったのくだりが結構唐突で、1幕も終わりかけでオスカルの肖像画が完成した…俺もみたい…だがもう見えない…っていきなりで「え、ここで言うの!?」みたいなぽかーん感。
それから件の蜂の巣の件ですが。まーくんもこう、全弾命中しなくていいのよみたいな見事な蜂の巣…からの倒れっぷりがですね! いや…頭から落ちた…よ…バタンってリアルに音がしたよ…B席まで余裕で聞こえるくらいに…いやほんと怪我だけは…怪我だけは…! オスカルに「命だけは…!」とか言ってる場合じゃないですよ怪我だけは!

かいちゃんのジェローデルは先に書いたけど、本当に育ちの良いジェローデルで。敬愛しているから死なせたくなくて、そのためには結婚すればいい、自分がその相手に…自分ならオスカルを愛せる…ってところまでひょっとして自己暗示(敬愛は本物だけど、恋愛は自己暗示)なんじゃないかと思わせるくらい敬愛の塊のようなジェローデルでした。オスカルもそれを悟ってるから余計に心動かされることなく断った(ジェローデル目を覚ませ!それは愛ではない)みたいなあの「身を引きます」の場面だったように感じました。

ちーちゃんベルナールとあっきーロベスピエールは二人して立派な革命家でした。ロベスピエールがものっすごい饒舌なので「あー確かに演説の上手さで天下取った(違)だけあるわー」みたいな。
ちーちゃんはなんせプロローグの仕官がものっっすごいかっこ良くてですね! 銀橋にずらっと並ぶあの場面…最初からこう…くるものが。

そういえば新公ベルナールはもえこさんなのよね。でもってロザリーがゆーりちゃん。年上ロザリーがどんな感じになるのか楽しみですねー。

みりおんロザリーは窓から侵入するあたりで一体このロザリーはどんなお転婆であったのだろうかと…ていうか、いくつだ。
なんかロザリーでももやっとした場面があったんだけどあれなんだったかなー…

肝心の(?)ペガサスですが…1幕のさいごに出て来て…わー飛んだー(笑) みたいな客席の雰囲気の中で翼を広げて…羽ばたいた! そして上下左右に舞った…! なんかよくわからんけどすごい! みたいなのを感じました。客席も笑ったけど拍手も大きかったし。

ただ、セリフの端々にもやっとがやっぱりあるというか。
「尻の青い」ってオスカルは人種的に蒙古斑ないと思うよ…尻の青い時期はないよ…
「茶坊主」ってなぜ突然その単語出てきたよ…腰巾着なり金魚の糞でいいじゃない…
あと、れーれのル・ルー、こまっしゃくれたクソガキ…いやいや…お転婆なんだけど、姉に向かって「(オスカルに比べて)ご自分が十把一絡げだとわかっていらっしゃる」みたいなセリフな。オルタンス以外の4人がほんっとにそういう扱いで個人名すら出てないからこのセリフの毒っぷりが…聞いたこっちが青ざめるレベル。
それ意外にもジャルジェ将軍が「なんのために娘を可愛がって育てたのか。嫁ぎ先のためか、いや、娘の幸せを思えばこそ」みたいな場面でもこう…毒気のあるセリフをせーこらがだな…

いつもより長めのフィナーレ、男(役)でもあり女でもある、っていうところを最大限に押し出したフィナーレ…でしたね…金髪ロングヘアを白バラでまとめて黒燕尾はあれかっこよかったなぁ…正しく「男装の麗人」があそこに。

ご挨拶にて、「連休なのに来てくださって」が頻出するかなめさん。カテコでも「海外旅行は宝塚のベルサイユへぜひ遊びに来てください!」とのことですが革命のパリは観光地にしては物騒…!

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