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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

宙組『ベルサイユのばら-オスカル編-(新人公演)』宝塚大劇場

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和希そらくんの新公初主演を見てきました。
いや、エエ声よね。知ってた。本公演でも小公子で幕開き冒頭から歌ってるけど、安定のエエ声。流石に最初の我が名はオスカルは緊張してるのかかなり固かったけれど、いやでもエエ声。
(先に中間全部すっとばして)最後の挨拶で、「自分の持ち味ではない役」と自分で言ってたけれど、どうしても和希のイメージって「少年ぽさ」が先行してたのだけれど、オスカルをやったことで、なんていうか逆説的? に「ああ、和希も女だったんだ」と思ったというか。

(1)本来の女性…女
(2)ある意味普段から男装してるタカラジェンヌ…男
(3)(2)が演じる女役…女
(4)(3)は普段から男装している…男

…っていうループにうまいことハマったというか、(1)と(2)の間にあった「少年ぽさ」による断絶が(3)(4)の間が作品として埋められてることで埋まったというか。
うまく言えないんだけど、ほんとに「ああ、和希も女性だったんだな」というのが最初の感想でした。
衛兵隊のオスカル隊長としてあるときの雄々しい声音と、プライベートの時の女性らしい姿…正直もっとあざといと思ってたんだけど、そんなことなかった。身長が低めというのが男役の時は気になるけど、オスカルだとジャストサイズというか。女性にしては高いけど男性ほどではない。…その男性も突き詰めれば中の人は女性なのだが。

アンドレ役のゆいちぃこと実羚淳くん。…正直ゆいちぃがここまで大きい役に当たるとは配役出るまで全く…失礼な話なんだけど全く想像してなくて、ていうかゆいちぃの歌声のみならずお芝居もしっかり見た記憶がなく…顔立ちはとてもはっきりしてるから下級生のうちから個別認識だけは余裕だったんだけども。
…いや、よかったよ…橋の上で死ぬところは東京に向けてもうちょい頑張れと思ったけど(だからってまぁくんみたいに頭から落ちなくていいよ…!)、歌も初めてあんなに長く聞いたけど…丁寧に歌うよね。
本公演だと1幕ラストに突然「もうよく見えない」って言い出したけど、新公だとそもそも絵の完成場面がないからそのセリフも、歌もなくて(だからもちろんあの黄金聖衣もないんだけど)、突然アランが「お前はパリに来るな」と言い出して…おおう、更にすっ飛ばされた感。まぁ新公だしね。

アランの留依蒔世くん、小柄だけどとても存在感のあるアランでした。歌が上手いのは銀英伝の新公でトリューニヒトやったから分かってはいたけれど、あの頃はまだ学年が低かったのもあって(今でもまだ下級生だよ!)歌は上手いし舞台度胸もあるけど…とか思ってたけど今回のアランはとても抑えた芝居がよかったんですよ。歌って躍らなくても芝居で魅せられるアラン。
…とはいえ、前半は前の人の頭が邪魔で声しか聞こえなくてですね…登場シーンもちらっとしか…orz ケツアゴなメイクに気づいたのはバスティーユの場面になってからでした…。

先に衛兵隊の話を。
アルマンの朝央れんくんが本当に頭ひとつ飛び抜けて大きな衛兵隊で、ラインナップに至るまでその存在感が…大きかった…逆にアルマンがあんなけ大きいのに全幅の信頼を置いてるアランが小柄だから、アランの凄さみたいなのも伺えてよかったかな、と。
盲目の妹を庇う七生くんはタダのイケメンでした。…いや、ほんとWMWあたりからイケメン度合い上がったような…?

民衆の場面ではほんとうに…ベルナールのもえこさんこと瑠風輝くんしか見てなくてですね…ええ…98といえば既に月組でありくんが新公主演してるけど、そのうちもえこさんもやらないかなぁ…と薄ぼんやり思っているのですが。身長あるから格好いいんだよなぁ…歌えるし。
風共新公では期待値が高すぎたのか滑舌イマイチ…と思ったのですが、今回はその辺かなり改善されてたと思います。聞き取りやすかった! 歌も2つあったしね…(議事堂前での歌をすっぽり抜かしてて「ここも歌うんだっけ」とかおもたのはないしょだ)。ただ、あの議事堂前で歌う時の合いの手じゃないけど、セリフを挟むのが不慣れっぽさMAXだったので今後に期待。超期待。

そんな98ベルナールの奥さんロザリーはゆうりちゃん。…いや、もう貫禄でね。ほんとに。貫禄のロザリーだったよね。新公メンバーの中で一番しっかりと場を抑えてたんじゃないかなぁ…出番の数っていう側面もあるんだけど(かけるとか美月くんとかの出番が…)

本公演でりんきらが違和感仕事しろレベルで似合ってたダグー大差はこれまた新公でも違和感仕事しろな穂稀せりくん。いや、お上手でした。とても。世が世なら「ちょっとヘタレで頼りないけどいい人」みたいなカテゴリだったんだろうなぁ…。

後回しにしてしまったけどずんくんこと桜木みなとくんのジェローデルはとても…キラキラしていた…白めのお化粧とも相まって…うわぁお貴族様や…っていう。日焼け?ナニソレ。手あれ?ナニソレ。近衛隊の隊長として肉刺とかあるんだろうけどそんな気配がないお育ちのよろしい雰囲気が。
片膝ついて「受け取ってください…」からのあの一連のセリフと仕草が普通に考えてものっすごいキザったらしいんだけど不思議と似合ってたわ…嫌味でもないし。やっぱりお顔立ちかしらね。
…でもやっぱりオスカルにしばかれてたけど(アンドレが死ぬ場面で)。

ル・ルーをやった華雪りらちゃん。可愛いよ。そりゃ可愛いよ。でもれーれのロリ芸って…技術の賜物だったんだなぁ…と。若くて可愛いだけではロリの必要要素を満たさないんだと。れーれの凄さを思った役でした。

画家のかなここと春瀬くんはですね…画家としてよりも衛兵隊のイケメンっぷりのほうが目を引いたというか。さっつんの画家もあんな喋り方してたかな? 今ひとつ洗練されてないようなセリフ回しというか。上流階級の家庭に招かれて肖像画を描くほどの画家なのに育ちの良さが…あまり…さっつんの画家も同じような喋り方してたかイマイチ覚えてないのでなんともですが。

で、冒頭にもちょろっと書いたけど、和希の主演挨拶は特に詰まるでも噛むでも泣くでもなかったのですが(別につまらないとかおもってないよ!)、敬語が崩壊していたあたりで緊張と混乱ぷりが…ええ…とても…。

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