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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

宙組『白夜の誓い/PHOENIX 宝塚!!』宝塚大劇場(初日)

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実はお芝居のタイトル「グスタフ3世」だと昨日まで思い込んでたっていう…ええ…白夜の誓いね白夜の誓い! 最後まで白夜そんなに出てこなかったけど。
退団公演って割と地味なの多くない?って振り返って真っ先に出てきたのが原田作品だったときのこの「あー…」っていう感じがな…うん…
宙組、原作なしの書き下ろしが久しぶりすぎて、そう思うのかなぁ…とも考えたんだけど。

白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―

結局前日になるまで相関図出なかったですね。大劇場公演なのに。

あのへんの家系図

あのへんの家系図


とりあえずかなめさんもみりおんもせーこも親戚っていう。

で、結局初日を迎えても相関図出なかったので初日を見た後で覚えてる範囲で相関図書きました。

グスタフ3世人物相関図 – Google 図形描画

別に大した手間でもネタバレになるようなことでもないような…(´ε`;)

で。
ポスターとかあらすじとか出た段階から、正直みりおんの扱い最後までこれか…って思ってたんですよね。てるみりでちゃんと恋人同士だったのってうたかた(とモンクリ)くらいじゃないの…キャパも含めておくか…
最初がそれだったもんだから、「思ってたより(みりおんの扱い)よかった」と思ってしまった時点で多分原田先生の思う壺だったと思います。
裏をかえせばゆーりちゃんの役柄が思ってたより出番が少なかったりということなので、ゆーりちゃんのファンからしたら「よかったとはどういうことだ」と言われるかもしれないんだけど。

いろいろいろいろ突っ込みどころはたくさんあるし、銀英伝とか風共とかベルばらとかモンクリとかなんかどっかで似たような場面見たことあるようなないようなと思う場面が目白押しだったのですが、まぁおしなべて書き下ろしっていいなぁという感想に終始します。そりゃね、延々風共とかベルばらとか続いたらね! ショーがあるだけで諸手を挙げて喜べるってもんですよ。

で。

白い大鷲のみりおんがほんっとに神々しくてさ。
初代スウェーデン王グスタフ1世が白い大鷲から伝説の剣を授けられた、という伝説を元にして話が進むから、白い大鷲=みりおんで、グスタフ3世にとって剣を授けたのはみりおん(ソフィア)という話になるのかと思ったら別にそんなことなかった
確かに対ロシア戦線で毎日祈ってはいたけど、剣を授けるというのはそういうことではないわけで。

この伏線回収忘れか。

王妃様のみりおんはほんっとにどの場面も綺麗で。最初のプライドの高いデンマーク王女から、スウェーデンの国母たろうとする終盤への意識改革はどこにあったのかと思ったけど後からみりおんが自分で説明してたね(ほんとに…説明…)
ところでデンマークから付いてきたんだろうお付きのあこさま。……すごく…頼もしい女官ですね…

かなめさんのグスタフはまさに王侯貴族で、緒月ヤコブとの友情からの仲違いまでが…ラインハルトとジークのよう
国の為に民がいるのか、民の為に国があるのか、わかりやすい意見の対立だったのはよかったんだけど、なんせグスタフの言い分があんっまりにも理想主義すぎてな…いくら宝塚のお芝居でもここまで…理想主義だと…うーん…

後ね、汝鳥さんね。テッシン伯爵。
いつか誰かが間違えてメルシー伯爵って言わないかな、と思うくらい、メルシー伯爵。汝鳥さんがああいうお衣装鬘で「王妃様」って言うのなんかとっても見覚えがあるわ。

きのせいかしらね。

スウェーデンの貴族たちの中で、親ロシア派の顔ぶれが見事に悪い顔揃いでですね…国王派のキラキラアイドル顔メンツと比べて、お衣装もダークカラーだしで…ここまではっきりくっきり色分けされてるとほんっとにわかりやすいですね。てんれー悪い顔しすぎだよ! もえこの大きさがとても目立ちますこの場面。

そんな親ロシア派の首謀者すっしーさん。グスタフが国王派の貴族らを使ってクーデターを起こそうとするんだけど、リリホルンまぁくんの内通によって計画漏洩、捕獲しに行ったハズがあっきーと愛ちゃんは逆にとっ捕まって尋問され…口が堅いのは優秀だけどもすっしーさんを捕獲しに行くのにあきあいではちょっと…弱かったかしら。たぶんこれがりくそらだったら捕まってないと思う(あきあいをなんだと)。

で。

グスタフは王様なのに幽閉されるんだけど、ここの場面のあまりの急展開っぷりに客席で ( ゚д゚)ポカーン ですよ。
初代スウェーデン王に祈ったら王の証である十字架から鍵が出てきてその鍵は今自分が幽閉されてる部屋にある開かずの間の鍵であると一瞬で見破ってさっくり開錠したら そこには伝説の剣が!

………いやいや。

いやいやいやいや。

ご都合展開にもほどがあるで!

開かずの間なんて怪しげなところがあるのになぜ鍵を壊して付け替えなかったの歴代の王様! あるいは知ってたのか(そこに伝説の剣があって鍵は十字架に入ってることを)。でもグスタフにはまだ伝えてなかっただけなのか。

あと、突然アーサー王とか円卓の騎士とか歌い出すし。これはなんなんだろうね…聖剣伝説→一番有名なエクスカリバー→アーサー王→円卓の騎士みたいな連想ゲームなんだろうか。あの剣=エクスカリバーなの? そうとは言ってないよね?

そもそもそんな直截に「伝説の剣を手に入れた!」みたいなドラクエ的なレベルアップはどうなんですか王様。最初に書いたけど大鷲(みりおん)がヴァーサ王に剣を授けたようにソフィア(みりおん)が「グスタフにとっての剣となる何か」を授けるのかと思ったのにまさかの「剣そのもの」…お、おう…。

そしてどうやって幽閉されてる部屋から脱出したのか。

謎は深まる。

リリホルンまぁくんといえば、結婚を約束した恋人(アリサ)がいた訳ですが…なんのフラグにもならなかったですね。
回収忘れか(2回目)。

他の顔ぶれとしては、山のゲリラ圧政に苦しむ農民たち。
かいちゃんがオケボから登場するという…わぁ、新公ではこれもえこがやるの? とか思いつつ…ただ、この農民たち…今ひとつキャラが薄いんだよね…あまりしっかり記憶に残らないというか、主要キャラじゃないのに出番ある、みたいな。
ていうかいくら山育ちだからって一農民にやすやすと侵入される王宮のセキュリティはザルにもほどがあると思う。
わざわざオペラ座のオープン記念とか狙わなくても割と簡単に暗殺できそうよこの王様。

で、出番少ない割に異彩を放ってたエカテリーナせーこ。サンクチュアリの眉無し(未亡人)カトリーヌドメディシスといい、強い女性。
ソフィアがロシア語で挨拶(この下りいるのかなぁ)してから、お互い異国に嫁いで苦労しましたね、てな話をしつつ、唐突に「愛が国を救うのです」とか言い出してわたくし( ゚д゚)ポカーン

いやいやいやいや

エカテリーナ2世陛下ともあろうお方が何をおっしゃるのか。
あと、グスタフといとこ(グスタフの父とエカテリーナの母が兄妹)なことは完全にスルーでしたね。

そんなロシアの外交員さっつん。
いやーさっつん麗しいわー…そして安定の悪い人だわー…銀橋芝居もあって…退団…なんだよなぁ…

そういえば戴冠式やらの場面で「ウラーグスタフ」って言ってるのにすごい違和感があったんですよ。
「ロシアの指図は受けない!」
って宣言してるのになにゆえそこだけはロシア語で「ウラー(ура)」なのか。まさかスウェーデン語でも同じ発音だったりするのかと思ったけど案の定そんなことなかった。

その他、随所でわっかのドレス姿の娘役がずらっと並んでコーラスしたりととても目と耳に優しい公演ではあったのですが、ただ…海戦までの部分にここぞというナンバーが…山のゲリラ(だから違うって)くらいか…なんかこう、ばーんとくる場面がないというか、海戦でそれまでの記憶が全部上書きされてるのか。
海戦はなんかトラファルガーでバスティーユやってるみたいな…

最後には暗殺されるグスタフですが、うしろに…あおいちゃんが…太后様…ずいぶんと…ご長寿であらせられますのね…あんまり史実史実言うのは無粋だとは思うけども。
なんかヤコブは己の主義主張がグスタフとかみ合わなくてイライラしてた時に「我々はあなたの主張を理解しますよ」みたいな欲しかった同意を得てそっちに転んでしまったんだろうな…

でも人ごみで至近距離から銃殺は後ろの人にも弾が当たるからどうかと思うよ←

……なんか冷静(?)になって文字に落としたら結構アレな話だという現実がだな…見ない振りには慣れてるけど(我に返ったら負け)、ここぞというナンバーも…どれだろうな…
ほんとにいつかどこかで見たような展開やら場面が多くて、かなめさんの宙組生活切り貼りなのかと思おうとしたけどそれにしたって誰鐘っぽかったりトラファルガーっぽかったりするしでもう何が何だか。

PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―

安定の「!!」な大介ショータイトルだった訳ですが。大介リスペクトして!の数は最大2に留めて書きますね。

いやぁ、鳥でしたね。

フェニックスかと言われると ? ですがまごうことなく鳥尽くししでしたね。お芝居の白い鷲とも相まってすごく…鳥です。

てるみりデュエダンのあと、上手と下手から真っ先に飛び出してきたのがさっつんとてんれーで、ちょっと客席でガタッとなりました。そこで飛び出してくるのは通常ならばまぁくんとかいちゃんとかあっきーとかあいりくあたりじゃないのか…!

七変化の場面、怪盗カナメールやらマダムミリオーネやらスッシーナ伯爵だの、そこらへんはもうスルーしよう。刑事キタロールとかももう、もうおいとこう。
ずんちゃんのリトルチェリー… リトルチェリーて!

リトルチェリーて!!!!

…名づけたひと、おこらないからちょっと体育館裏にいらっしゃい。

青燕尾服にシルクハットで怪盗カナメールの助手やってるずんちゃんかーわいー…って純粋な気持ちで見られないじゃない!

それ以外にもこの場面、どっかで見たようなら神父様とか、アラブの宝石商とか、よぼよぼのおじいさんとかとかガッツリ足出した女装とか…でも捕まった時には男役の声で「捕まった!」って言ってるからここは女ではなく女装なの? でも足とか胸とか…ノバボサでソールが首飾りのために女装するようなああいう女装じゃないんだもん…
怪盗カナメールは実は女性だったんですね!
っていうオチなんだと思っとく。

にしても刑事キタロールの変装で二人で踊るって…お、おう…

あとね、私はこういうお芝居やショーに「時事問題」ならぬ「その時の流行」を入れるのが好きじゃないから(なんで無理に現実世界とリンクさせようとするの?と思う)気になったんだけども。日本エレキテル連合の ダメよダメダメ をこれでもかと入れてきたね…

まぁくんのダンス場面はアムール99でなんかああいう場面あったような。後からプログラム見直したらサラマンダー…サラマンダーて、鳥ちゃうやん。トカゲやん。何ゆえにここだけ鳥じゃないんだろう…
って思ってたらサラマンダーとフェニックスが同一視されてたそうな(Twitterで教えてもらった)。

中世アラビアでは炎の中に生きる伝説の動物サラマンダーと混同され、サラマンダーが鳥であるとされていた。
フェニックス – Wikipedia

……あの青いお衣装で火を連想せぇというのはなかなかにハードル高いですわ…。

ていうか! ていうか!

さっつん下手花道せり上がり!! からの 銀橋ソロ!!

でもういろんなことが…吹っ飛んだね。中詰めさえ飛んだね…
後ろ向きにせり上がってきて(上手側は緒月さん)、ん? 誰? と思ってて振り返ったらさっつん!! 確かにプログラムで緒月さんと二人で歌手の場面あるのは見てたけどさ。まさかのせり上がり!!

さっつん(´;ω;`)

この流れから一気に退団公演モードで、組子に囲まれてかなめさん以外の退団者3人が踊ったり、かなめさんとさっつん二人だけが真ん中で踊る場面があったりで(´Д⊂ヽ
うわぁんさっつん綺麗だよおおおおお(´Д⊂ヽ

フィナーレも娘役を引き連れてまぁくんが踊ったかと思えば後ろからまた男役が下りてくるし…いや、ほんと息継がせないつもりか。
この大階段の立ち位置でさ…びっくりしたんだけど、二列目の真ん中二人がすっしーさんとてんれーなのね…いやでも次の公演からは

すっしーさん
まぁくん
かいちゃん
てんれー
あっきー

になるのか男役。スッカスカやないか…

てるみりのデュエダンの他に、まぁくんと踊る場面もあって、ここでかなめさんがまぁくんを前に押し出すように背中を押すんだよね。押し出されたまぁくんは一瞬心細げにするんだけど、でも次の振りはもう次期トップさんで。ああ、これが「継承」なんだな…
フィナーレナンバーの最後、一人で銀橋渡るかなめさんの歌に、雪に生まれ流れ星のように宙へ羽ばたく、みたいな歌詞があって、雪→星→宙の組の名前がさらっと入れられてるんだなぁ…と。

エトワールがまぁくんとみりおんっていうことに関してはもうね…またみりおんエトワールなのかと。ほんっとにみりおんの扱いがさぁ。(ㆀ˘・з・˘)
それはそれとして、まぁくんもみりおんも羽背負ってるから周りに下級生とかそんなにたくさん並べられなくて(Wトリオだけで6人いるし)、その後の階段降りが大渋滞。上下それぞれ4人ずつとか下りてくる。ひっきりなしに。なんかこういうの…シヴァで見たような…
もややん、としないことなんてここ最近なかったけど、それにしても最後までこれかぁ…と思わなくもない。正直なところね。

後のあれこれですっかり忘れかけてたけど、ショーの幕開きのあのかけ声だけは…うん…

フライイングフェニーックス!!

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1 comment

  1. Miku

    はじめまして、こんばんは。
    白夜の誓い で検索してこちらの記事に辿り着きました。

    戴冠式での掛け声はロシア語のウラーではなく
    スウェーデン語の「hurrah(フーラー)」と言っていますよ。 ^^
    約一年数か月前の記事なのでコメントするか悩みましたが、
    やっぱり書かせていただきました。

    それでは、失礼いたします。

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