cella

Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

宙組『the WILD Meets the WILD』バウホール(初日)

この記事はだいたい 826 で読めます

the WILD Meets the WILD …という正式タイトルはドコへやら、『割とマジで西部劇(ウエスタン)』のキャッチが目を引きすぎて「割マジ」と近場では省略されて初日を迎えたWMW…チケット無さすぎやでぇ…と自分でどうにか抑えた初日(やっぱり初日の女)に見て来ました。

バウの新しい緞帳すごい可愛い。やっぱりこのデザインのスカーフとかそういう布製品作って欲しいわー

とりあえずダブル主演でどうするのかなーと思ってた開演アナウンスですが(最近だと雪のWSでは前後半の主演で交代してたけども)まさかの…ユニゾン…!! 二人で声をあわせての「「本日は宝塚バウホールに…」」で客席早くも爆笑。ちょっとちょっと、バウ主演で開演アナウンスでじーん…とする予定が一瞬で吹っ飛んだじゃないですか。

以降ネタバレ満載です。

OPから超ノリノリで歌い踊るちーちゃんかいちゃんと曲調に何かこう…デジャヴ感…と思ったらアレです、ジャンプ系がアニメ化された時のOPが大体こんな感じかもしれん。そしてこの「ジャンプ系少年漫画」感は割りとマジで最後までありました。

というか全体的にセリフや仕草が厨二満載でですね…!

過去回想モードから入るからちょっと「今どういう状況?」と思う幕開きではあるけれど…っていうかはっちさんがですね…既に壮年でしてね…後からモニカを手に入れるためにいろいろ外道な手段に出てでも手篭めにしたっていうのにすごい納得が行く年齢差が既にここから。

現在時間に戻ってちーちゃんが黒ずくめなのにピンポイントでゴールドの入った衣装を着ているはどういう趣味かと思ったけどコードネーム()は「キラー・ビー」…スズメバチですか。だから黒+黄色なのかと。
それにしたってあの…マスクが…ZOROっぽいというかむしろかいけつゾロリっぽいというかぐるっとまわってバットマン状態っていうか。

かいちゃん一味は完全に顔で選んだとしか思えないカイちゃんプロデュースのカウボーイ一味でした(本気で)
正統派イケメン=かなこ
ヒゲの似合うイケメン=ずんちゃん
年下可愛い系イケメン=もんち
ちょっと姉御肌な恋人=タラちゃん
…それでいて妹がららちゃんでこれまた可愛くてさぁ! モンチとららちゃんのカップルとかなにそれ可愛い。でもららちゃん、ただ可愛いだけじゃなく、いうことははっきり言うタイプと見たからモンチはきっと尻に敷かれると思うよ。

そんなちーちゃんかいちゃんのコンビ、最初はツンケンしてるんだけど、二幕でお互いのわだかまりがとけた辺りからがもう生田くんワールド全開…いや、1幕からそうやったわ。……ていうかパンフのコメントの段階から。
殴りこみをかける前段階で「これは家族の問題だ」「だからこそ俺が行く」みたいな会話の中でかいちゃんに「お前を護る人間が必要だ」とか言わせちゃってもうこれ客席どんなけもだもだしたと思ってんですか。

冒頭から随所に出てくるあっきー新聞記者。これがまたいいキャラしててさぁ…! ものすごく軽いんだけど、ものっすごい有能なことの裏返しというか、天才ゆえの変人みたいなそういう雰囲気でした。一瞬真面目な顔した時のギャップやばい。
あと、あの時代の銃の価格とかよくわからんけど(まぁそれなりに簡単に手に入るみたいだからお値段もそこまでバカ高くはないんだろうけど)取材料ですよ、と特注の銃を作ってくるあたり…何者…!?
恋人のアリサとは破天荒カップルというか…なんとはた迷惑な似たものカップルか…。

それにしても謎なんだけど

なんでモニカ名義の手紙が直接ちーちゃんではなく、あっきーの元に届いたのか(それも2通連続で)

で、ものっすごく勝手な解釈

実はあの手紙は2通ともあっきーが用意したブラフ。
あのあっきーはものすごく有能な感じだったので(キラー・ビーの正体も見破ったというかこれもブラフでちーちゃんに自爆させてたし)、キラー・ビーを操っている封書のことも突き止めていて、あれはブラフに使うべく用意した小道具。だから中身についてもどうとでも取れる(捕物に失敗したという事実のみの指摘で指示の有無はないし)内容にした。
…というのはどうだろう。後半で銀行の通信記録(の偽物)を使ってりくをハメたりしてるし、あっきー、小説家より詐欺師の方が向いてるんじゃないか。

かのちゃんはほんとに出てきたら最初からカイちゃんに銃つきつけてねじ伏せて…超おっとこまえでした。
キラー・ビーに憧れてる…とはいうものの、アレ絶対とっ捕まえて賞金ゲットだぜ! が勝ってるような気がせんでもない。なんていうか、一人で生きてきてるだけあってものすごい強い。女って強い。
カウガールスタイルも可愛かったのですが、足のホルスターから拳銃引きぬく姿に思わずオペラをサッと上げ…いや、すいませんでした。
最後に駆け寄ってキスする所がものすごい可愛くてはわわわってなりました。なんかこう…アレだ、クラシコのラストシーンでそっとゆうひさんににじり寄るすみかをみた時見たいな感じ。

…ていうかはっちさん、りくも息子っていうことはどっちが年上なんや。モニカを手篭めにしてた時期にはすでにりくは生まれてたのか? それともちーちゃんのが年上? ならりくどんなけ若い市長なん。
そんなりくは女を侍らせて手薬煉引いてみたりで典型的な悪役風味なのに、「パパ」呼びといい、侍らせた女に脱がされかけてたりと…ゆるい…! 何が緩いって頭と下半身が。そらはっちパパも「女と遊びすぎて呆けたか」みたいなこと言うわ。

それにしてもこの最後の殴り込みシーンは笑わせたいのかほろりとさせたいのかなんというか詰め込みも終盤に向けてぎっちりすぎてですね。
ちーちゃんかいちゃんの謎の変装だとか、「割とマジで」を多用する3人(2人+りく)とか「「俺のセリフを取るな!」」ってユニゾンで叫ぶちーかいだとか…なんですかこの漫画的展開は。

女性3人を盾に取る外道っぷり満載な悪党一味ですが、劇団員は無関係だからと開放させておいてかのちゃん(怪力+戦える女)(多分誰より強い)を再度人質にするように仕向けてうっかりそれに乗っちゃったりくフルボッコ…っていう…それをやるちーちゃんも結構酷いと思います(まがお)。しかし50%の確率でアリサが人質になった訳で…あのアリサ人質にしたらうるさそうだなぁ…。
そんな人質3人娘の場面はほんとに面白可愛かったです。

結局りくはちーちゃんとの異母兄弟っていうことを知らないまま、殺そうとして射殺されてるんだけど…あの場面、あんまりにも素直にブタ箱に入る事に納得したかと思いきや、破滅するならお前らも道連れにしてやるぜー! …まではまぁ想定の範囲内というか、とても厨二なセリフと仕草のオンパレードだったこれまでの2時間を思うと別に斜め上でもなんでもない、傾斜角1度の展開ではあったのですが。…手にとったアレが…か、かびん…? 道連れにしてやるぜー! なノリで花瓶を手にしたりくを見て、「え、それで殴りかかるの!?」と思ってぽかーんとしたのは私だけではなかったと思いますよええ確実に。一瞬笑いかけてどうしようこの顔、みたいな。

終わってから言うけどさっつんは最初に出てきたときはもっとこう、悪役かと思ったんですよ。りくが用意した手練で、ちーちゃんに付けたのも虫というか…監視というかそういう意味合いだったのかと。
ちがった\(^o^)/
普通に雇われ傭兵なだけであの中で一番普通に良い人(かつ強い人)であった…負傷してたから強さあんまりわからなかったけど、重症のもんちを先に手当するからさっつんは我慢してくれと言われて普通に了承するこの関係性とかこう…生田くんほんとこっちの妄想の種を刺激してきますよね!
挙句、かのちゃんに「妄想のどこが悪いのよ!」とか言わせたりしてね。…えっと…あの…生田くんの内心がなんかだだ漏れている気がします…よ…小柳センセとは違った意味で大劇場デビューが楽しみですよほんと。

終演後の挨拶も二人揃って「せーの」で話し始めたものの、途中でどちらが間違えたのか…どちらかが助詞を間違えてから一気にgdgdになり…合わせようとするももう客席爆笑しきりで。いやー楽しそうですね。それぞれのコメントももう楽しそうで、それでいて二人共もう余裕を感じさせる学年だから安定感もあって。
何度目かのカテコで
七海「明日も来てくれないと」
蓮水「泣いちゃうぜ…? 俺は寂しがりやなんだ」
…客席爆笑。
ちーちゃんはその後に「明日と言わず明日も明後日も明々後日も千秋楽まで!」と言ってましたがこのアドリブ挨拶はカイちゃん発案ですかね。

で、1回見ただけではわからなかった部分ですが。
・なぜかいちゃんはポーカーでAと8の上がり手を嫌っているのか
→TLで詳しい方が解説してくださってました

酒場でポーカーに興じているところを無宿者に背後から撃たれ殺された。なお、このときビルが手に持っていたトランプがAと8のツーペアだったとされるため、この手は「デッドマンズ・ハンド」と呼ばれている。
Wikipedia:ワイルド・ビル・ヒコック

デッドマンズハンドっていう単語はそういえば出てきてた気がする。聞き流してたけど。

・ポスター等に書かれてる謎の【N.MG.2T.320】の意味って何なの…

『主よ 御許に近づかん』(しゅよ みもとにちかづかん、英: Nearer, My God, to Thee)は、賛美歌の一つ。「讃美歌」320番、「讃美歌21」では434,435番、「聖歌」260番、「聖歌 (総合版)」238番。
Wikipedia:主よ御許に近づかん

とりあえずほんとに、書ききれないくらい見所や、突っ込みどころがが沢山あって、ここからアドリブとか増えたらどうなるんだろう…。

にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ

Pocket


Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA