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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

星組『The Lost Glory ―美しき幻影― /パッショネイト宝塚!』

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夏休み直前という繁忙期真っ只中だったので初日の女になれず、幕開き4日目に見てきました。
前知識無しな上に、オセローも読んでないのでほんとに、まっさらな目で見てきたのですが、何をさておいてもことちゃんこと礼真琴くんのアゲアゲっぷりが毎度のことながら想定のはるか上を行くというか。いや、上手いのは誰もが認めるところだし、新公主演も2回やってバウ主演もやったんだし扱いが上がるのは当たり前なんだけど、ほんとに見る度に「次はこれくらいかな」の「これくらい」の2段階位上を行くところがまた…末恐ろしいというか今現在既に恐ろしいな!

『The Lost Glory ―美しき幻影― 』

実は轟さんのお芝居を生で見るのは初めてだったんですよ。ええ。タカスペでは何度か拝見しているけれど、南太平洋も見なかったので…ある意味究極の非実在男役だったんですよ。
…なんていうか、全然空気が違った…。いや、チープな表現に終始するこの語彙のなさが本当に情けないんだけれど、それぞれのトップさんが持ってる力強さとか、キラキラしさとか、そういうエネルギッシュな物はもちろん素晴らしいんだけど、そういう爆発的な何かを一旦身につけた上で、ぐっと圧縮してギリギリまで削ぎ落としたかのような。何一つ過不足がないような存在感。
ねねちゃんとの組み合わせは南太平洋の時に絶賛されていたけれど、ねねちゃんが「大人の女」としてかつ「甘えられる程の大人の男」の包容力がほんとに…格好いいとか凄いとかそんな言葉ではとても足りない。

そんな轟さんに(ほぼ一方的に)嫉妬心を掻き立てられて相手を破滅に追いやろうとするちえさん。
いや、ごめん、本編には何ら関係ないところ(の割にネタバレ)ではあるんだけれど、べにーに至近距離で普通の銃をつきつけられているのになぜその普通の拳銃を叩き落とさないんだ! としか思えない場面から、普通の銃に撃たれて死ぬちえさんという大変珍しいものを見た気がしました。
…「普通の銃」連呼してるのはほんとに普通の銃だからですよ…普通の銃で撃たれて怪我をするだけならまだしも普通の銃で1対1で殺されてしまうちえさんとかなにそれ珍しい…
そういう意味でも悪党(しかも大成しない悪党)をやったのも、なんか新鮮な感じでした。自殺とか蜂の巣とか極端なことでないと死ななさそうなんだもんほんと。
…ちえさんを何だと思っているのか(殺してもしななさsry)

真風が頼りないボンボンだったのに、終盤にかけて一気に頼もしくなってきて、ああなんか真風もこうして育っていくんだなぁ…とか思ってみたりなんかして。

それにしてもことちゃんの「ウォールストリートの全てを掌握するry」っていう靴磨き少年の設定がなんていうかチートだな、とパンフ見た段階から思っていたのですが(裏の顔を隠した情報屋紛いとか)。出番含めてチートでしたね。まっさかOPから歌うとか思ってなかったですよ。ええ。れんたやしどりゅーと同じ場面に出ているのに二人のセリフを悉く奪う位には喋ってたよね…。
OPといい終盤といい、難しい場面での第一声を任されてていやほんと恐ろしい子…!

それにしてもですね。宝石商のしーらん…えと…女性…ではないんだよね? 「ムッシュ」だし。あの見た目なら普通に綺麗なお姉さんでもよかったんじゃないかしら…とっさに…え、誰だっけ? え、しーらん? え、女装? じゃない? え、オネエ? あの場面だけで大混乱。

さやかさんは相変わらず「見守る」役にとても定評があって、別れの場面とかもう(´;ω;`)ブワッ
別れといえば、オットーの母親(回想モード)のふうちゃんがこれまたすごくよくてですね。

GS社の重役sなんだけど、改めてパンフ見て「重役」って書いてあるのを確認しないとみきちぐさん以外の3人があまりにも若くて…いや、新進気鋭の会社なんだろうけど重役っていうより秘書集団に見えたんだ…。

で。今回一粒で二度美味しいまいけるの金髪&黒髪。ディアナの兄の時は金髪で、アジアンガイの時は黒髪カツラなんだけれど、このアジアンガイのどいちゃん感…というか、イエンっぽさたるや。…しかしどっちの時でも打ちひしがれてるまいけるほんと打ちひしがれ役者だなぁ…。

今回で退団のしゅーくん。べにーを陥れて「盲目的に信じる奴がバカ」と去っていく場面でなぜ高笑いしないのか解せぬ。ちえさんと同じくらい高笑いしてもいいと思うんだあそこ。あのしゅーくんなら海馬社長くらいの高笑いしても似合いそうだ。

『パッショネイト宝塚!』

こっちもこっちで最初っからちえさんの後ろ=センターで踊ることちゃんがイヤホンマイク付けてるのを見て…お、おおう…ってなったわけですが。
とりあえず最初のねねちゃんのダルマでなんかもう全てが、とは言わないけど95%くらいどうでもよくなりました。最初からあの超プロポーションを惜しげも無く見せてくるとかちょっとこのショー攻撃的すぎではないかしら。先攻が軽いジャブどころか最初からクリティカル。
ただ、正直あのアマゾン探検? のところはよくわからなかっt…
お衣装華やかなのはわかるけれど、娘役のスカートがどれも似たような構造に思えたのは気のせいかなぁ…ロングで若干後ろが長めで裾にはフリル。

初日に見た人から「ことちゃんへの期待無限大」とだけ漏れ聞いてた場面、カポエイラのとこか。…うん、これは確かに期待青天井だわ…それこそ今さらすぎるけれど。
このカポエイラの場面でしゅーくんの大きさがほんとに目を引いてな…カッコ良かったよ…

なんかもうねねちゃんのダルマで先制パンチ(クリティカル)を食らってことちゃんを見たらもうなんか他の記憶がほとんど…ない…中詰めのまいけるがかわいかっこよかったくらいで(この2つに割って入るってどんなけまいけるかわいかっこよかったのか)。

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