cella

Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

花組『サン=テグジュペリ』(新人公演)宝塚大劇場

この記事はだいたい 357 で読めます

 本公演を2回見てからの新公でした。キキちゃんのサンテックスは最初無難にまとめてくるのかなー…と歌い出しでは思ったのだけれど、いい意味でそんなことはなかったな。と。うららちゃんのコンスエロは自立心の強さが際立ってたように思いました。
 というか開演前に上級生が座席に入ってくる時に、先頭が金髪二人で、遠目にもなんやあのイケメン、と思っていたら案の定先頭はハマくんで、後ろのるなくんと二人できゃいきゃいしながら入ってきて満面の笑顔でえらいええもん見たわぁ…。

 1本物ではないのでカットもなく、特に大きな変更点はなかったんだけど、あちらこちらで立ち位置だとか動きだとかが変更・追加されてました。
 例えばポーレットが本公演ではワゴンのそばからほとんど動かないのに対して、新公では動きの範囲が大きかったり。コンスエロが神に祈りのダンスを捧げる場面でノエルらの動きの範囲が大きかったり。リビア砂漠から生還したサンテックスの手記を欲しがる新聞記者の中で、一人だけ女性のべーちゃんが「女だからって馬鹿にして!」みたいなセリフを言っていたり。新聞配達が「フランスが敗北したー!」って叫ぶ所でべーちゃんが叫んだ後でもう一人の新聞配達人に泣きついて慟哭してたり。
 極めつけはラストシーン、カゲソロの二人(ななくらちゃんと羽立くん)ともが冒頭でも着てるピンクの衣装で上下の花道に出てきて歌ってた事と、飛行機の前のサンテックス(王子様)とコンスエロ(薔薇)の他に二人を懐かしむように関係者も舞台上に出てきた事。本公演だと蘭寿さんと蘭ちゃんの輝きというか、華で舞台は満ち満ちるんだろうけど、新公の二人ではやっぱりまだその舞台を埋める輝きとか華は足りない訳で、それを補うっていうとちょっと語弊があるかもしれないけど、それプラス新公メンバーの顔見せ的な意味でもこの最後の演出変更はすごく良かったと思います。

 で、真ん中のお二人についてはさておくとして(プロの人がしっかり書いてくれるだろうし)それ意外の人で目についたところを走り書き。

 まぁ何を置いてもですよ。タソの上手さが本当に半端ない訳で。今回本公演でもあのキャラの濃い支配人役を堂々とやってるしショーでは高翔さんとふみかさんと三人組でやってるしでもう新公レベルじゃない…を証明していたというか。この学年であんなけ髭が似合うって凄いよ…初髭だった同期の日高くんが冒頭の博士の髭を大変気にしながら踊っていたのとはえらい違い…そんな演技巧者のタソはナチス政権下の場面ではテーブルの下から出てくるという変化球でしっかり笑いもゲットしてました。上手いわ…。
 そんなタソの役をしていた愛羽ふぶきくんもいい味出してたなぁ…。
 前回に引き続いてえりたんの役をしていたがりんくん。がりんくんの狐は可愛いキツネでした。えりたんの狐はちょっと意地悪というか、イタズラのレベルが高そうに思ったけども。がりんくんとえりたんとではもちろん芸風というか、キャラの方向性が違うんだけど、それでも愛プレ新公以降のがりんくんは見る度にすごく上手いなぁ…安定してるなぁ…と思います。銀橋渡るのに何の心配もないというか。
 だいもんの役をしていた柚香くんは前回のみわっちの役に引き続いてホントに上手かった。今回は歌がなかったけれど、あの蛇な! いや、ホントによかったよあの蛇。…って書くと蛇だけかよ、と思われそうだけどホントによかったんだよあの蛇。
 今回一番びっくり…というか新鮮だったのはみわっちの役をしていた和海しょうくん。彼のソロを初めて聞いたと思うんだけど、ウマすぎ。いや、凄い上手かったよ。びっくりした。こんな歌えるとか知らんかった。
 それからみーちゃんの役をしていたマキシム。みーちゃんのあのねっとりした色気を踏襲しててコンスエロを後ろから抱き込んで左手にキスしようとした仕草とかほんとに!もう!ね!!すごく良かったです。ええ、とても。とても!
 一花の役をしてた華雅りりかちゃん、やっぱり役作りが若く見えて、スポンサー的な立ち位置というよりは普通の愛人に見えてしまったのが残念かな…でも新公学年ではなかなか難しいよねぇ…。
 きらりの役をしていた仙名ちゃんはアニメ声がかわゆかった(´∀`*) そこに登場するじゅりあ役の鞠花ゆめちゃん。最後の挨拶も含めてすごく凛としていてカッコ良かったです。

にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ

Pocket


Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA