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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

花組『ラスト・タイクーン/TAKARAZUKA ∞ 夢眩』

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やっと花組さんを見てきましたよっと。
予習ゼロで見たので、案の定下級生の群衆芝居で目が泳ぐ…おおう、私どこ見てたんだっけ…? となりつつも、目を引いたのはまいてぃでした。…まいてぃ…すごく色気のある男役になったよねぇ…(財布を)誘惑してきてやばい。

ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛―

ストーリーとしては…正直、あまりにも色々なことを詰め込み過ぎていて、すっごい駆け足だし、多分もっと絞ったら色々なところがもっと深くなったんだろうな…って思う…浅いところをがーーっと走り抜けたような感じでした。宙DCの翼ある人びとが2幕使って3年間を濃厚に描いてたからその対比で余計に「走ってるな」と思ったのかも。
ただ、タイクーンの死後、真っ白いお衣装でスモークの炊かれた舞台に立ち、現世への執着と、感謝を歌う蘭寿さんがほんっとに…退団オーラに満ち溢れてて…なんかもうこのラスト数分間でそれまでのストーリーとかもうどうでも…よくはないけどまあええわ! ってなりました。現世から解き放たれたタイクーンの姿と、残されたスタッフ達、宝塚という夢から覚めようとする蘭寿さんと、残される組子たち。…いやもうほんとにあの場面がね。
タイクーンが残していった映画、蘭寿さんが残していくさまざまなもの。…いや、あの一連の場面にこれもまた詰め込みすぎなんだけどさ。
終わってみたらとても、退団を意識させられるお芝居でした。

撮影スタッフの中では柚香くんよりもまいてぃに目を奪われて…私が言うのもおこがましいけどまいてぃがすっごい私好みのどえす顔でさぁ! しかもスーツ腕まくりですよ! 見るなってのが無理。腕まくりサイコーです。腕!
撮影スタッフは下級生祭りで、マキシムもまた目を引くし…いや、ほんと目が足りないですね。

そんな中、千夜一夜物語でスルタン役をしていたタソの大物っぷりといったら…! 主演男優ですかタソ…!
俳優組といえば、女優なきらりの可愛いこと可愛いこと…!
椿姫の所ではまよちゃんも役者で…うわぁいいヘタレまよちゃんだ…! 司会やってるまよちゃんはいい感じにウザキャラだし、共産党幹部になったら今度はいい感じの狂信者っぷりだし。…この、「共産党幹部」が狂信者みたいに描かれてるのはさすがアンチ共産主義の国(が舞台)だな、と。

作家なみつるは解りやすく「良い人」でした。映画なんて、っていう冒頭から、瞬く間に映画のとりこになっていく…

べーちゃんは正しく「頭でっかちで世間知らず(でも自分は世間を知ってると思ってる)(それはあくまで座学の範囲で)なお嬢様」でした。…キキちゃん頑張れ…キキちゃんも根は悪い子ではないけれど、素直じゃないなぁ…。

誰もが表の顔と裏の顔を持ってる、みたいな歌を歌った後のだいもんがほんっとにモラハラDV男で! なまじ顔が綺麗だからそんな顔でモラハラ食らったら普通の精神状態でもヤバイだろうにロンドンの女衒から逃げて無一文になった蘭ちゃんではひとたまりもなかろう…
この次々に銀橋わたって歌って…をしてる後ろでみりおとガガさまだとか、アキラとめぶっきーだとかがイチャイチャ…というには軽いか。それなりに濃厚に絡んでるんだけれども、このアキラとめぶっきーの組合せが最初っから迫力満点なカップルでな…迫力っていうのは雰囲気の話ね。なんか…つよそう…っていう。
人物相関図見た時にはアキラからべーちゃんに矢印向いてたけども、お芝居見た感じでは…そんなに感じなかったかなぁ…

なんか散文的な感想ですが、ストーリーとしてはこう…うん…ごちゃっとしてたなぁ…と。もうちょっと絞り込めたんじゃないかなぁ…とはどうしても思ってしまうんですが。それでもラストのモンローの死から後は一気に退団色満載で…え、新公でこの場面やるの? って逆に思ってしまうくらい。もっと短かったらまるごとカットするんじゃないかと思うくらい、退団専用場面でした。

TAKARAZUKA ∞ 夢眩

まずですね、始まる前からあの幕から滲み出るゲーム感がですね。そしてプログラムの場面名称で漢字に外来語のフリガナを振るそのセンスがですね。でもって曲が始まって3秒で「あ、サイトーや。1mgの狂いもなく」と思わせるところはもはやさすがの一言だと。

のっけからみりおがZ-BOYやった。サイトー先生にとってみりおのZ-BOYは忘れられない役なんだろうか…
…というかですね。
何が不満ってあの幕開きの夢幻蜘蛛(ムゲンスパイダー)の娘役のダルマ衣装がですね…すっごい…むっちりして見えるんだ…。おかしいあのひとたちそんなむっちりたいけいじゃないはずなのに。蜘蛛体型にしてるんだろうか…それともB席から見下ろしてたからそう見えただけなんだろうか…。

ツーリズムからの渚のマーメイドの下りが…おおうそんながっつりマーメイド…! なんていうか、サイトー先生…お好きですねって思ったのは私だけでは…ないと。

銀狼の場面、よっちのトサカにまず目を奪われ、ついで銀狼の影のまいてぃに目を奪われ…なんなん「影」言うたら動く方で、歌うんは本体(蘭寿さん)やと思うやん。…まいてぃが歌う方なんか…! いやしかしあのお衣装は動きづらいのかなんかまいてぃの動きがカクカクしてた…蘭寿さんは流石ですよそりゃ。
それにしてもひらめちゃん、なんか幸薄い役というか、瞳孔開き気味な役柄が続く気がするのは私だけだろうか…いや、今回のは盲目だというけれど、プログラムのその場所読んでなかったら盲目というよりも…うん。

噂のTMRと水樹奈々のアレ、思ったよりずっとずっと尺が長かったよ! だいもんの歌声が長く聞けたのはありがたいけどなぜあそこでアレだったのか(アレでなくてはならなかったのか)教えてサイトー先生…

蘭寿さんとラテンの親和性の高さといったらもう…ね!

そんな蘭寿さんといえばラテン! みたいな場面の次は一気に雰囲気変わって…
かれーちゃんとぼーいが道化でみりおを幻想の世界に捕らう場面。ぼーいの歌声が沢山聞けてとっても耳福でした。お芝居でもネコびっくぼーいの3人で歌ってるし、ぼーいは歌ウマ枠になっていくんだな、と。一方のかれーちゃんはやっぱりダンス凄い。みりおリフトしたりも安定感あるし。
…それにしても昨今の花組は明日海/柚香のCPが流行りなんですかね(あえて掛け算ではなくスラッシュ表記にするけれど)。いや、いいんだけど。うつくしいから← 愛革の黒天使にしてもそうだったし、Mr.Swingにしても蘭ちゃんと代わる代わるキスしてたし、今回はものすごいガッツリキスシーン入れた挙句があのマリオネット化したみりおで…いや、あのみりおすっごい綺麗(で邪悪な微笑み)だったからいいもん見たと思ったんですけどもね。
美しければそれでいい。

次に現れたプリンスな蘭寿さん。スパニッシュとは一転して夢夢しい…! ここからもう一気に退団公演仕様で…(`;ω;´) フィナーレの飾り気のない黒燕尾まではほんとに…一瞬に感じましたよ…。

退団するメンバーそれぞれにも見せ場があったし、ネコとめぶっきーが二人で歌う場面やら…なによりフィナーレ、黒燕尾で蘭寿さんとよっちが二人だけで踊る場面で思わず涙が…私にとっては88が一番思い入れを感じる期なんかなぁやっぱり…

追記。
私が見た回がたまたまだったのか、黒燕尾で蘭寿さんとよっちが二人で踊る場面、拍手が入ったんよね。私も入れたいと思ったから遠慮無く叩いてしまったんだけど、普段はあの場面、拍手ないのかしら…(そりゃ楽には入るだろうけど)

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