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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

花組『愛と革命の詩-アンドレア・シェニエ-/Mr. Swing!』宝塚大劇場(初日)

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みーちゃんが卒業してしまう…! という現実が今ひとつ消化しきれないまま、初日を見てきました。
お芝居は「タカラヅカ的な美しい愛のものがたり」でした。流石の景子先生。…いや、なんかこう…随所で「どっかで見たような…」っていうデジャヴを感じる所もなんというか景子先生らしかったのですが。何より、配役出た時に「Angel BLACKとAngel WHITEってなんだよwww」とか思ったるなくんと柚香くんがほんっとにいい役だったのですよ。

愛と革命の詩-アンドレア・シェニエ-

まず緞帳が開いた時のセット(幕?)がですね…モノクロで片方に黒天使、片方に白天使があしらわれてて…かっこいい…。
そして幕が開いたら…なんだこの巨大な翼は…! サンテグのセスナ並の衝撃。…しかしこの翼、ずっと舞台にあって巨大なのに全然違和感ないの。…すげー…

革命前夜の華やかな舞踏会シーン、出てくる娘役の鬘がほんっとに、盛り盛りでどれもこれもすっっごい可愛いの。目が足りない。ちょっとこれ特集してくれないかしらってくらいどれもこれも力作ぞろい。流石花娘。

よっちがバイトなのか色んな所に出ていて…このよっちはどのよっち…? とか、らいらいがおもったよりいかがわしくなかった(むしろ同居? してるよっちの方が蘭ちゃんにけしからん事してた)とか…情報めまぐるしすぎて内容は多分に見落としているのだけれど。
たそとゆきちゃんがとにかく目立ってて、たそはほんとにいい役者だなぁ…って。
あと、だいもんが冒頭からヒゲで…ヒゲだいもんヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ ってしてたんだけどもうほんとにきらりとの夫婦が可愛くて麗しくて。きらりめっちゃ可愛い…。…しかし「いずれ結婚するつもりです」と言いつつ既に子供作ってるだいもん手が早いです。
カップルと言えば、カップルたちが踊る白いベッドシーンが…なんだろうすごく気恥ずかしい…どういうことだ。ここでもだいもんときらりの二人がなんとも麗しい…そしてまよちゃんといちかの身長差が「これこそ理想の身長差」というか。小さいいちかの全面勝利というか。まよちゃんといちかの姉さんカップルも可愛かったなぁ…「欠点の1つや2つや100個や200個!」と連呼している欠点がどうやら毎日違うようなので…まよちゃん…がんばれっ

とにかく白天使と黒天使がね、視線泥棒でね。最近だとロミジュリの愛と死とも違う…あくまで「この世の善なるものの象徴」と「邪なるものの象徴」なので…私には「私のなかの天使と悪魔」みたいなように見えました。「この世の善と邪」とはいうものの、結局各人の中に棲んでる善悪の具現化(集合体)というか。あくまで根っこは「個人の中にある善悪」というか。
それが特に顕著? だと思ったのはみーちゃんやみりおに柚香くんが絡みついてるというか、ちょっかいかけてる場面。あれは二人の「内なる邪悪な心」を表に引きずり出そうとしているように見えました。
逆に、打ちひしがれた蘭ちゃんに柚香くんがナイフを差し出し、るなくんが詩が掲載された刊行物を差し出す場面は「世間の『善意』と『悪意』」の具現化のようにも見えました。
そんな二人が大体ニコイチでいるんだけれど、ダンスがほんと圧巻の一言で。加えて、柚香くんが眉なしだったりアシメの悪魔メイクだったりでイキイキしてるのに対して、るなくんは中性的なメイクでいつも物悲しげにしては涙を流すようなフリをしているのが対照的で、革命の時代に「人の善意」は二の次に押しやられ、「悪意」で誰かに先制攻撃することでしか身を守れない社会を嘆いているような…一方の柚香黒天使はそれを楽しんでいる(あるいはそんな人間たちを嘲っている)ような印象でした。
正直見れば見るほどここの二人の解釈でなんぼでも語れるんだろうと思う(既に字数割いてるけど)。

あと、みりお様は美しいんだけど…いや、美しいからこそ平民が似合うっていうか平民(従者側)多いよね。『ジプシー男爵』しかり『アルジェの男』然り『バラの国の王子』しかり『ベルばら(アンドレ)』しかり…。………下克上できる立場(つまり上に下克上対象がいる状態)が似合うのかもしれん(個人的に目鱗)。

いや、ほんとにこれ…いい作品だと思いましたよ詰め込み凄いけど。時代的にはとても見覚えがある時代なので(ベルばら→スカピン→コレ)その辺は楽なんだけれども。

Mr. Swing!

久しぶりの花組ショーは最初っから花男どーん! っていう…銀橋ずらっと並んで帽子取ってキザったり一斉にネクタイゆるめたり…ぎゃっってなる。花男め…!

稲葉先生ターバン好きだよね、って思わせるアラビアンなみりお様と…あれは表裏一体なのか雌雄同体なのか…らんちゃんと柚子くん。…むしろ私には乱馬に見えた(温度の違う液体で男女入れ替わるよ的な)。
しかしみりお様に次々接吻をしかける柚子くんとかいやもうお芝居に引き続いて花組に何が起こっているのかと。

そんな妖しげな(色んな意味で)場面の次に…蘭寿さんがいきなり…バットを持って…超爽やかな笑顔で出てきた…

( ゚д゚)ポカーン

いや、ほんとちょっと客席ぽかーん。
え、いやこれあの「スイング」に掛けて「(バットを)スイング」的なノリですかMr.(フル)Swingですかミスフルですか。
…大体このへんで蘭寿さんが銀橋を渡っているにも関わらず置いてけぼりだった私。…銀橋で晴れ晴れしく「フルスイング!」って言ってるし。
女の子チームと野球してるんだけどここも正直よくわからなかったのは「男(役)vs女」だからか…最後の2ストライクからの満塁ホームランも…なんだろうこのもやっと感。
あと、この場面は女の子たちが可愛すぎて可愛すぎて男役なにしてたのかよく覚えてないっていう(野球してましたよ)。
あと、終わってから「蘭寿さんがフルスイング」って言ったら「腰が?」って返ってきたですが…えと、あなたは蘭寿さんをなんだとおもっt…腰も存分に動いてたけどさ!

そろそろ記憶が怪しいので中詰とかざっくり飛ばしますね。
蘭ちゃんのもこもこダルマは一瞬「誰!?」って思いましたが可愛かったです。ダルマでイキイキする蘭ちゃん可愛い(ルパラ再び)。

いやもうショーの(個人的な)山場はフィナーレに全部持って行かれたというか。
あ、噂の女装3人役替りですが…初日はあきらで…なんていうか…見事な肩甲骨で…と言うか…「女装」だなぁっていう(いや女性なんだけど)(いやでも女装…)…うん…女装でした。
それにしたって目隠し状態からの目隠し取って、最後にまた目隠しするってそれどういうプレイなんですか(プレイ言うな)。
横でだいもんがものすごい声域発揮して歌ってて耳福すぎるんだけどいかんせん視覚は困惑を脳に伝えているよ…!

で。
それまでの場面でもみーちゃんときらりが組んで踊る場面があって、88同期(´Д⊂ヽ って思ってたのに、フィナーレで蘭寿さんが歌ってる横でみーちゃんときらりが二人っきりで…踊って(´Д⊂ヽ しかもまた技ありのリフトをキメて…蘭寿さんが歌ってる途中なんだけど、「拍手…入れたい…入れたいけど蘭寿さん歌ってる…」みたいな客席が葛藤する雰囲気があり…まぁ結局入れたんですけれども。
それだけでもみーちゃん(´Д⊂ヽ ってなもんですよ。
フィナーレの他の場面でもスキャットソロの後に位置に戻るときに蘭寿さんと…ハイタッチというほど高くはないけど握手にしては軽い…タッチをしたり…
極めつけが…舞台中央で男役数人引き連れて歌った後、らいらいとよっちに上手側で絡まれて肩や背中を叩かれて銀橋に送り出され、(らいらいとよっちも肩を組んで見送りポーズ)た場面が今思い出しても泣ける(´Д⊂ヽ 初日の、まさかショーで泣くと思わなかったです。
銀橋で歌う歌も、歌詞が全て退団仕様で…そんな所に反対側からみつるがやってきて「思い直せ」「どこまで行くつもりだ」と…それに対しても「行けるところまで」と答えるみーちゃん。…更に「また出会えたら…」と…なんなんほんまなんなん…(´Д⊂ヽ

初日の挨拶は蘭寿さんが一つ一つ言葉を選んで(それ故に句点がない挨拶でもあったけれど)おられるのが印象的でした。
…で、新加入ということで組長挨拶の中でみりお様が紹介されたんだけれども…「よっみりお!」って合いの手を入れたかと思ったらものっすごい(作った)女声で「みりおっさーん☆」ってやったのは…あの…蘭寿さんですか…。
カテコでは「ここで新加入の明日海りおに…ワンポーズ!」と無茶ぶりをした挙句、「ずずいっと前へ、遠慮せず」と0番に引き出し(みりおのシャンシャンはみつるが預かり)、みりお様も「花組と言えば! アレしか無いですよね!」と気合一閃、花組ポーズをキメて拍手喝采でした。その後でみつるからシャンシャン受け取った時のものすごい恐縮っぷりとのギャップがw

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