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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

花組『Victorian Jazz』(バウホール)

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 だいもんのバウ初主演作を幕開き3日目に見てきました。…だいもん主演初めてなのかー…とちょっと意外な気がしつつ、それでもバウ出演経験はかなり多いよなぁ…とも思いつつ。すこし日が開いてしまったので記憶に色濃い部分だけを抜書きにて。

 だいもんはさすがの安定感でした。歌が軒並みジャズで、これは歌うま揃えないと難しい公演だなぁ…というのが正直な所。
 しかしヒロインは…べーちゃんだったのか…? 見る人見る人言うてるけども、どう見てもヒロインはマヨちゃんです。そんなだいもんとまよちゃんの煮え切らない関係を炊きつけるべーちゃん…っていう三角関係。だから最後にだいもんがとった行動がちょっと…うん…唐突に見えたかな。え、そんな二股かけてたん? みたいな(違います)。

 だいもんと手錠は親和性が高いのか? と思わせるいきなりの手錠。…いや、ポスター出た時のアレほどの衝撃ではなかった。手錠比率としてはCHの足元にも及ばない感じで。
 しかし堂々たる歌いっぷり芝居っぷりで…ホントに初主演かいな、と。それにしてもパンフといいだいもんが美しすぎてビビる。姿形だけじゃなく、歌ってる途中でひゅっと出てくる高温域がマジ美声すぎて。

 べーちゃん可愛かったなぁ…冒頭の「猫のようにしなやかに」の動きがホントにしなやかで可愛かった。
 女記者、ってことで記者と皇帝のれーれの役ともダブるところがあったのだけれど…どうしてもこう…うーん…記者といえばストーカーまがいのつきまとい根性と図々しく人の話をろくすっぽ聞かなくてでも押しには弱くて…という宝塚的な『記者』のステレオタイプがあるような気がしました。

 まよちゃんのコナン・ドイルは本当に浮世離れした変人でした。…ちょっとずれてるというか。…うん。結構ずれてるというか。変人探偵シャーロック・ホームズを生み出したのも頷ける変人さでした(語弊)。2幕のナイトメアの部分、ナンセンスな夢の中で客席に手を振るまよちゃんのKY…むしろAKYっぷりが清々しかったです。
 そんなちょっとズレた感じで逐一笑いを誘っていくマヨちゃんが、2幕の途中で豹変して(直前までの動きですら笑い誘ってたのに)いきなりガチなお芝居を始めてだな…しかもそれが落ち着いた大人の役を始めてだな…思わず涙腺緩むっていう…マヨちゃんんの罠にまんまとハマった感じ。ほんとにマヨちゃん芝居巧者だなぁ…。

 一花の女王はさすがの貫禄。歌っても踊っても場をびしっと締めてくれる存在感。若手(っていうほど若手でもないか)が多いカンパニーでさおたさんと二人で場を締めてた。しかもまたいいキャラを…。

 柚香くんの王子は…これもまたビジュアルとセリフ回しのギャップというか…ギャップなんだけど一周回ってそれが良い感じというか。あの安定のビジュアル+ヒゲっていうだけでも見る側は おお!? って思うのにそこへ来て言動は「パパ」「ママ」「だって」のお子様ですよ。ギャップがすごい。

 和海くんは本役どれ? って感じでバイト三昧だったのだけれど…多分最初の興行主が本役なのかなぁ…? バイトで出てきてもどれもこれも「和海しょう」なものだからちょっとそこの差が出るようになるといいかな、と思いました。和海しょう七変化状態。

 あほぼんさ全開の柚香王子の恋人のゆきちゃんはちょっとコメディ入った役がほんとに似合うね! あのきゃぴっとした声と動きで「ヒロイン願望」を語るとかすごく似合ってた。それでいて裏側の顔もしっかり出せてて、裏表がうまいなぁ…。

 本編とはほとんど関係ないんだけど、王子の行きつけの高級クラブのシーン、振り付けのせいなのか曲調のせいなのか衣装のせいなのか照明のせいなのか…とっても…男娼館です…。下から数えた方が早いというのに桜舞くんがものっすごい色気を振りまいててびっくりしましたよ…振り付けのせいでも曲調のせいでも衣装のせいでも照明のせいでもない。

 花男のせいや。

 (きれにまとめたつもり)

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