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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

雪組『るろうに剣心』宝塚大劇場(初日)

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どーしてもるろ剣は初日に見たくて休みをもぎ取って見てきました。終演後には笑いが止まらなかったです。いやー面白かった。特になぎしょが。

今回は公演プログラムが右綴じ、中に折り込みでピンナップやら原作キャラの紹介あり。稽古場写真多めで、え、なにこれ豪華。これでお値段据え置きとか…やればできるんやないか!

謎の鍋の具材アンケートでちぎたんしらたき、だいもんは卵。………肉連呼してる他の人が遥かにマシに思えるよ…


相変わらずネタバレは自重しない。


幕開きは長州のターン。

山県有朋(夏美よう)と井上馨(美城れん)の安定感よ…そこに桂小五郎(蓮城まこと)。きんぐのこの恰好、なんかデジャヴ、と思ったら仁と似てるからか。

で、島原の娘役ナンバーの華やかなことよ…目移りしすぎて…

そんな島原を貸し切る旦那の朝風れい。朝風くんは辻斬り惣三郎(望海風斗)に斬られて袂の金子を奪われ、惣三郎のほっかむりを取って顔を露わに…するんだけど初日はほっかむりはとったけど髪の毛ばっさーなってて顔見えんかったっていうな…

あと、今作、朝風くんのバイトのプロっぷりがな…まさにモ部長。イケメンすぎてモブに見えません朝風くん…

だいもんは朱音太夫(桃花ひな)に惚れ込んで、身請けのための金を強盗殺人で稼いでるわけで……なんというか…「拗らせてる」なぁ…この時点で既にネジ一本飛んでるような。

ここからの新政府側と幕府側のナンバーがすんごい格好良くて、正直ここまでの場面はなんか流れが悪いなーと思ってたんだけど、ここの場面でなんか安心したというか。

よく、宝塚の舞台では「最初に登場人物とりあえず全員出して群舞」みたいなのをやりがちだけど、るろ剣では徹底して出番まで出さないね。左之助しかり、薫しかり。

で、明治の世になって、瓦版を売るまなはると新聞売りのあすくん。……なんだろうこの……二人ともどこかで見たことのあるような恰好……。

そんな明治東京に帯刀姿のりーしゃとそれを取り締まるタジィの同期芝居(´;ω;`)

薫(咲妃みゆ)はお転婆キャラなんだけど、ゆうみちゃんのお嬢様っぽさがまだ抜けきって無くて、原作で男女扱いされてるようなお転婆娘ではなかったかな…ここで、神谷活心流の奥義を取り入れたナンバーがあるんだけど、これ、原作読んでないとぽかーんやで…

今回、原作序盤の悪役をまとめた関係で、比留間弟のがおり(香綾しずる)が偽抜刀斎を兼ねてて、神谷道場の地上げは観柳(彩凪翔)の思惑を受けて比留間組が動いてたりするんだけど、がおりがほんっとにチンピラを作り込んでてですね。だからこそ後半でフランス人になったときのキラキラがハンパないですがおり。

で、なぎしょですよ。観柳。最初の場面は賭場でサイコロ賭博してるんだけど(たけだークラップやろうぜー)、なんて言うか、あほぼんwww 一代で成り上がった土地転がしの成金なのにやってることはあほぼんwww既に客席の笑いのつかみはおっけーですなぎしょ。

そして抜刀斎が東京に現れたことを知っただいもん、胸に刺した芥子の花を手にして銀橋で歌うだいもん。…エロい。やばい。その手の花客席に投げないかなって割と本気で思ってたけど惣三郎そういうキャラじゃないよね。

すっかりやり手の貿易商になっただいもん相手にガトリングガンをねだるなぎしょ。だいもんに軽くあしらわれて益々小物っぽいw 恵(大湖せしる)にはまた刃物で脅されるわ拘束されるわ…この観柳、恵を足蹴にとか絶対できひんわ…明らかにせしこのほうが強いもん←

でも今回のなぎしょの真骨頂は二幕。ほんっとにすごい。殻を破ったとか脱皮したとか、色んな言い方があるけど、むしろ殻をはじき飛ばしたよね…すごい。ほんとに振り切ってた。パレードで一際拍手が大きかったのも同然ですよ。なぎしょほんとすごい。

咲ちゃんがグレた(1年ぶり2回目)と話題になった斉藤一(彩風咲奈)ですが、なんつーかただのイケメンでした。咲ちゃん去年の次元といい、タバコの扱いに慣れたねぇ…

斉藤といえば、稽古場映像で話題騒然の二幕の「悪即斬」ナンバーな訳ですが、出だしは「あれ?思ってたより普通やん?」だったわけですが、ものっすごい豪華な影コが入って、後ろのスクリーンに「悪即斬」の文字がww これはww

ここらへんで剣心の頬の傷の理由が回想で入るんだけど、ひとこ(永久輝せあ)がほんとに良い仕事しますね! 剣心の陰という役だけど、剣心の過去であり、現在も剣心が心の中に飼ってる人斬りの部分というか。そんなひとこが清里(縣千)や巴(星乃あんり)と絡んで…とくにあとの場面でも、あんりちゃんとの絡みがですね、いやぁ、良い男役になりつつありますね! パルムの時はまだ片思いの若々しさがあったのに、今回は若くともしっかり男でしたよ。

で、満を持して登場する左之助(鳳翔大)ですよ。プログラムで、小池先生が大ちゃんのためにあるような役だと仰っていたけれど、ほんとにそう。デカくて気は優しくて力持ちで愛すべきバカで食い意地が張ってる左之助をこんなにものに出来るのは大ちゃんだけ。

大ちゃんの場面は歌舞伎の様式に乗っ取って、見栄は切るわ、立ち回りも拍子木? にあわせてやるわで、この一連の場面はこういう方向に作り込んだのかー…っていう。

そしてこの場面を脇からがっちり支えていたのが弥彦(彩みちる)。ここに限らず弥彦凄く良かった! みちるちゃんすごいよ!!

で、今朝でたスチールで話題騒然の御庭番s。癋見(透真かずき)筆頭にみんなしてメイクが本気すぎる。式尉(真那春人)は目元に原作ばりの傷入れてるし、火男(久城あす)は赤いラインを入れて、般若(煌羽レオ)はそのまま、般若メイクだし。…これってあれやろ…フィナーレで4人だけ白いやつやろ…と思ってたら案の定そうだったのですが、りーしゃは頭頂部だけオレンジだったのでただのビジュアル系の人でした。…まぁりーしゃやからな。

それにしても御庭番sのナンバーは蒼紫(月城かなと)のビジュアルもあってただのアイドルかと。れいこかっこええもんなぁ…

一幕ラストはだいもんの屋敷に乗り込むところ。ここでは朝風シェフとタジィパティシエが料理を振る舞ってくれるとかなにそのイケメン料理人! セバスチャン(香綾しずる)とカトリーヌ(沙月愛奈)のダンスとかなにその見応えある組み合わせ! だいもんの雇い入れの基準にぶれがない…さすが有能な貿易商…

ところで、ゆうみちゃんが銀橋で剣心への想いを歌うのですが、後ろにww ちぎたさんの映像www(笑うところではありません)(でも笑える)

一幕はキャラの設定とかを叩き込む感じなので、原作読んでたらフーンで終わりかねないとは思う。

二幕は一気にオリジナルなターンに入って、だいもんの屋敷でドンパチやる訳ですが(ほんとにまとめたらこの内容に尽きる)、なんせ力押しがすごい。

大人数で客席降りて、捕物やったり(その課程で御庭番sが22列目前でポーズ決めたり、なぎしょを追いかけて咲ちゃんが中央通路走り抜けて上手扉に消えたり)するからほんとに目が足りない。でも二階席の置いてけぼり感ハンパないと思う。二階席の最前列より1階の22列目、又はA席の方がずっと楽しいと思う。

初日は走ってきたなぎしょが21列目付近でつまづくというアクシデントもあり…気をつけてー><

そういえば幕間アナウンスの際に「二幕は客席を使った演出があります」を周知してて、蛍嬢もボード持って案内してたけど、そのボードがww チャンバラの図ww

二幕はほんとに駆け足どころか全力疾走で、でも結局死人は惣三郎だけなの? 惣三郎、あの窓の下は海や川で生死不明とかそういうオチではないの…?

惣三郎は剣心に一服盛ったあとで、椅子に足を組んで剣心を見る視線がほんと悪い顔でねぇ…すごく良い。ゲスいだいもん大好きです。ベネディクトさんをゲスにしたみたいな感じかな…

それでいてフィナーレの男はキラッキラしてんねんで…素敵。

それにしてもロケットの真ん中厳つくない?気のせい?と思ってたら案の定男役が固まってたようで…どーりで…

フィナーレではせしこやきんぐがそれぞれちぎたさんと踊る場面があり…(´・ω・`)

パレードでは番手を度外視してひとことあんりちゃんが並んでたり、御庭番sを引き連れて蒼紫が降りたり(ラインナップはいつもの位置です)で、そこは宝塚初見の人にはわかりやすい造りで。

ご挨拶では、なによりみとさんの口から出てくる「週刊少年ジャンプ」の単語の不似合いさたるや…みとさんとジャンプ…なんて似合わない組み合わせなんだ…!

ちぎたさんのご挨拶は、剣心の「拙者は人の微笑んでいる顔を見るのが好きでござる」を使って「我々は皆さんの微笑んでいる顔を見るのが好きでござる」みたいに言いたかったのに途中で盛大に噛むっていうね…ちぎたさんさすがっす。でももう顔は殴らなくなったね!

スタオベのカテコでは「そろそろ封印しようとしていたのですが」という、あれ。はっちさんは経験者だけどさやかさんは…と振り向く間にさやかさんは両隣のにわにわと大ちゃんから説明を受けていて、「今、伺いました」と。さやかさんマイク付けてなかったり、トラブルでマイク入ってない場面もあったのに、ほんとに後ろまで良く聞こえるお声やわ…

ちぎたさんはここでも「にぎりこぶし」を「にぎりこぼし」って噛んでたけども。

なんかすっごい駆け足で書き散らかしたけど、ほんとに、これは見て貰わないとニュアンス伝わらない。特になぎしょの怪演。これはすごい。まい、べすと、なぎしょ。

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