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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

高松塚古墳壁画とキトラ古墳石室の一般公開に行って来ました

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写真撮影は当然ながら禁止なのでありません。

聞くところによると3600人(程度)の定員に対して16000人の応募があったとか…お役所仕事なのはわかるけど2次募集とか欠員が出た場合の当日受付とかそんなところを詰めてる間にさっさと募集始めればよかったのに…と思わざるを得ない「判定出てるはずなのに通知来ないよー落ちたのかなー」っていう…23時にメールが来た人もいたそうで…担当者泊まり込みか。

幸いにも当選したので行って来ました。
…割とマジで競争率低そうな、平日(それも週半ば)の暑い時間帯を選んでました。

受付を済ませるとこういう…首から下げるカードを渡されました。この○班が大体20名くらいで、一緒にガイダンスを受けます。

まずは文化庁の担当者の方の説明を受けます。
説明内容は高松塚古墳とキトラ古墳のこれまでの調査内容とその方向性について。確定している事柄のみを伝える内容で、はっきりしない被葬者については一切の個人名は出ませんでした。…文化庁としての確定した見解以外は出さない(言質も取らせない)ためだとするとある意味徹底してるな、と。

高松塚古墳については江戸時代の絵図(そこには文武天皇陵の文字があるが現在では否定されている)がパワポでチラッと出て来たけど、こういう絵図面は最近の「季刊考古学」にも載っていたはず。高松塚だったかは覚えてないけど。

その後、徒歩で移動して、高松塚の石室を保存処理している建物へ。
作業室(公開期間は作業は中断)にずらっと並べられた高松塚の石室(の石材)、思ったより製材が細かい…というか石の合わせ部分などが丁寧に削られていて、余程の貴人のためのものだというのが一目瞭然。
ここでの見学はガラス越しに10分間(アラームが鳴る)だったけれど、あの飛鳥美人をガン見し続けるには10分は十分な時間でした。キトラの壁画の公開とかだと「立ち止まらないでくださーい」でチラッとしか見られないものね…
飛鳥美人は(黒カビの除去が進んでるのもあって)思っていたよりも鮮やかでした。
ただ、小学校の教室よりも広い空間に

□ □ □ 目 右に床石(縦並)
□ □ □ □
□ □ □ □
=======ガラス窓
見学スペース  ※□の数は適当です

↑みたいな感じで並んでるから奥のほうは…石があるわ…みたいな感じで、一番奥には天井石と床石が並んでたんだけれども天井石の星宿図は全く…見えませんでした。天井石ってものすごい分厚いんやー…っていうそういう横からの視点のみ。
床石にしても、被葬者がいた部分は黒ずんでるとか言われても…よく…見えない…。
手前列の中央に目玉の飛鳥美人があって、左側に玄武、右に青龍だったかな。青龍の横には剥ぎとったキトラの青龍もありました。他には同じく剥ぎとったキトラの朱雀も最前列にありました。
盗掘坑のある壁面は2列目の左端で、盗掘坑を壁側に向けてあったのでちらっとですがものすごく削られてる様子は見えました。

その後はマイクロバスに分譲してキトラ古墳へ。キトラの前がものすごいえぐられて工事中だったのは平成28年? だったかの保存整備の過程の工事かな。ここで結構車内で待たされたんだけど、車内に説明できる人や、ここまでの引率(説明は一切せずに引率するだけのアルバイト)もおらず…状況が分からない…。

アルバイトといえば、結構ギリギリまで募集してたのを見かけたけれども…たまたま私の班を担当した人が不慣れであったのか、説明についても手元のメモを棒読みで…もうちょい頑張れ…。
ただ、文化庁の腕章を付けた人が深々と頭を下げていたりで…ちょっと意外でした。もっと殿様商売みたいな感じかと思ったけど凄く低姿勢。腕章もつけてなくて、かといってバイトの共通ユニフォームみたいなシャツを着ていた訳でもない人は明日香村の担当の人なのかな…? ちょっとそのへんがわからなかったです。

で、キトラはあの「ここがキトラ古墳です」という表札のある建物の中に初めて入りましたー! 階段登って中に入ると…空調のためにまず1部屋。そこから更に奥に入ると壁に冷水パイプが這わされた部屋が。そこから更に入ると…ドア一つ隔ててそこはもうキトラの石室でした。この建物こういう構造になってたのか…!

外【引戸】部屋【ドア】冷水パイプ部屋【ドア】見学スペース(いまここ)【ドア】石室

みたいな。
それにしても外が暑いから出入りする人がいるだけでナンボでも結露して冷水パイプから水がぽたぽた落ちてたなぁ…冷やすと結露するんだし暖めるとカビが生えるんだし…屋外での保存って難しいなぁ…。
で、ドア1枚隔てて見たキトラの石室…これも思ってたより盗掘坑が大きいな、と。大きいと思うのは自分が小柄だから「これなら余裕で出入りできるわ」てな感じなので、170cmとか100kgとかある人はそりゃ狭いと思うのでしょうが。ただ、その盗掘坑から黒いケーブルが束で伸びている姿がね…点滴で縛り付けられてる重病人のようでね…。
一方で、造営当時の版築の跡もくっきりと残っていて史跡整備で埋め戻す(剥ぎとった壁画は新しく作る施設で一般公開)時にも同じ手法で墳丘を作るんだそうな。

見学は以上で、2ヶ所回ってガイダンス込大体1時間…と文字にすると「こんなもんか」なんだけど、博物館で見ると延々待機列かーらーのー「立ち止まらないでくださーい」でちらっとしか見られない壁画をガン見できたり、埋め戻されて姿が見えなくなるキトラの石室をドア越しにではあるけど間近で見られたのは良かったです。
特に飛鳥美人は「せっかくだから一度は見ておきなさい」と言われたのに納得。写真や映像で見るのと全然印象が違う。今でこそこれなんだから、発見当時はどんなに色鮮やかだったんだろう…。

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