cella

Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

2013年度のクラブ別会計を見て思ったこととか

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累損のあれこれ

去年の12月にcella : ライセンスと累損の話が出ていたので…という記事を書いたのですが、その時に

カテゴリで区切って(累損の)金額の合計だけをいうことに意味は無い

って書いたんですよ。だってそうじゃないですか。Jの累損合計金額約164億円(2012年度)のうち、約33億は京都で、19億が神戸で、17億が横浜なんだから。この3チームがカテゴリ動いたらそれだけで合計の比率なんてなんぼでも動く訳で(実際神戸は2013年度会計ではJ2扱い)。累損抱えてるクラブ数で比べるならまだしも合計金額で比べるのはナンセンスだと。
実際、ライセンスのために横浜は10億円を特別利益扱いで上げて累損を10億円圧縮しました。10億円未満の債務超過で悩んでるクラブからすれば夢の様な話ですよね…。
あえてカテゴリごとの累損金額を出してみるとこんな感じ(昨年比)です。J3をどういう扱いにするのか(「Jリーグ」なのかそうでないのか)迷ったのですが、Jリーグの公式サイトに同じ体裁で出ているので数に入れました。J3は福島(とYS横浜)以外の全クラブが累損持ちですね。
2013ruison
J1の累損が激減した要因としては、もちろん各クラブとも圧縮してはいるのですが

  • 神戸が降格し(てJ1の合計から外れ)たこと
  • 札幌が降格したこと
  • 昇格した大分・湘南・甲府の累損が同じく累損抱えて降格した2クラブ(G大阪は累損なし)の合計よりも少ないこと

あたりもJ1比率が下がった原因ではないかと。
2013j1累損
累損を抱えているチーム数は前年と変わらないのですが、J1は累損有の2クラブが降格し、3クラブが昇格したことで2012年度に比べて1クラブ増えて12クラブに。昨年度とくらべてほとんどのクラブは累損を圧縮してきています。特にJ1で増加したのは赤字決算だった鳥栖(9億→12億)をはじめ、湘南、名古屋、清水の4クラブのみ。また横浜が10億圧縮したり、大分も大幅な圧縮を行ったために昨年よりも比率が随分減り、鳥栖の金額が目立ちます。
2013j2累損
一方のJ2は2012年度には19クラブだったのが入れ替わりもあって18クラブに…見た目は減ったものの、金額は大幅に増加しています。原因はJ1の累損が減った要因と同じく、神戸が降格してJ2の数に入った上に2013年度も赤字を出して累損の額が更に膨らんでることと、7クラブが赤字決算で、他のクラブが減らした分を上回る積み上げをしてしまったと。
ただ、神戸については債務超過解消のためにここからある程度(15億くらい)は2014年度に累損を消してくるはずなので、来年の今頃に出る2014年度の数字はもっと少ない数字になっていることでしょう。京都はおそらくこのペース(年1~2億ずつ)でコツコツ黒字を出していくのであって、一気に減資とかそういうことはしないと思いますが。

まとめ(というか感想)

格差って大きいなぁ…

…いや、手抜きな感想じゃなくほんとに心底、大きい企業がついてるかそうでないかはものっっすごく大きな問題だなぁ…と。
別に助けてもらうこと自体は確かに手段の一つだとは思いますよ。そりゃね。でも最後は親会社(なり誰か)が助けてくれるし、と思って企業経営するのってどうなん? っていうのが個人的な心情です。ほんとにその親会社なり、特に自治体は「いつでも」助けてくれますか? 縛りのある公益法人でなく、企業ならなおのこと、黒字経営って大事なんではないだろうかと。

ライセンス自体は破綻するクラブを出さないためという立派な名目がついているものの、昨年度もこの手続を経て、ライセンス交付されたあとになって実はやばかった! みたいなクラブが出てきたので、果たしてどの程度その審査が効果を上げているのかという疑問はまだまだ尽きません。

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