cella

Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

2013年12月の読書記録

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二階堂黎人を読み終わりそうになった時にTwitterでオススメ作家を聞いたらたくさん教えて貰えたのでそこから芋蔓計画。
12月は綾辻行人の館シリーズを主なターゲットに。驚かれたけど綾辻行人はほんとに読んだことなかったんですよマジで…

2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2221ページ
ナイス数:55ナイス

綾辻行人

こっちとあっちを行き来しているのでは、という発想は割と早くからできたし、ペンネームで呼び合う集団はそれだけで死体になった(身元が割れた)時まで誰が誰か解らない、入れ替わったり一人二役だったりするものだと思っていたから、死体が6つという情報が出た時点で「ああ一人生き残ったのね」っていう。だから例の一文での驚きはあまりなかった。誰か生き残ったのだとしたらあの二人のうちのどちらかだろうし…まぁいかにも怪しそうだったあの人は怪しかっただけだったのだけれど。
綺麗に纏まってはいたけれど、それゆえにデビュー作にありがちな終わり方だなぁ、という印象。審判を委ねるあたりが。

人物の成り代わりという方法はマスク=横溝正史を連想したから割と早くから疑ってはいた。指を残すというやり方もハリポタで見かけた方法だと連想(ピーター)。館の特異さが目立つだけに、もっと特殊な仕掛けがあるのかと思ってしまったけれど、ある意味「現実的」な仕掛けの範疇だったかと。
突飛な発想や、犯人や探偵役にとってご都合主義的な展開がない分だけとても良心的だと思う。でもそれ故に他の作家陣に比べると薄味な感じがするのも否めないな…最後に大掛かりな仕掛けを施したり、華々しく爆破してみたりとかがないからか。

これは素直に「すごく面白かった」。作者の「してやったり」な顔が浮かぶくらい、「やられた!」と思う結末。確かに一言も**とは言ってなかった。フェアだけに鮮やかにしてやられた感。クレタ島のミノタウロス神話は特に知識としては必要なかったかな・・最後にちらっとアリアドネの糸が出てきたくらいであとは(多少被害者のモチーフに使われるけど)部屋番号代わりの固有名詞。

4作目にしてまた違ったアプローチの館シリーズ。まさか真犯人がそういうことだとは…あっさり真犯人と疑われた方にミスリードされてた。探偵役を絶対視できないという意味ではほんと意地悪だ。冒頭の方で、館中に欠損部位のあるマネキンがディスプレイされているあたりで島田荘司の「占星術」オマージュなのかな?と思っていたけれど、直接「占星術」のネタバレになるような要素はなかった。

これまでの館シリーズの中で一番「からくり」が大掛かり。犯人が使った工作にしても、館そのものの持つ特性を利用している。一方で、かなり力のいる犯行や工作をあの人がやったというのが…うーん…説得力に欠けるなぁ。それは犯人と目されたもう一人に関してもだけど、体格差とかがどうしても気になる。大の大人(しかも意識のない、硬直した死体)を何体も運ぶってかなりの重労働よなぁ…
時計の数が108個なのは何か煩悩の数でも関係あるのかと思ったら特にそうでもなかった。

実はあの人とあの人は同一人物だったりして、という想像は当たったけれど、まさか合わせ鏡がそこまでの規模で合わせ鏡だったとは。館シリーズはちょいちょい予想が当たる一方で、最後はちゃんと意外性に裏切られるのがいいわ。
ルイス・キャロル=ロリコン説を下敷きにしているので異論のある立場で読むと例の言葉は全くヒントにはならなかった…

漫画

正直、キャラクターの見分けが…戦闘シーンになればなるほど見分けがつきにくいナァ…とは思う。
突然の「座標」発言であったり、ユミルが「巨人のちから」を手に入れてからの「彷徨っていた」時間(え、ユミルいくつなの!?)(巨人化している間は年取らないの?)とか壁の外側の世界であるとか、次々に新しい情報が小出しになっていく割に、時間軸はほとんど進んでない。それだけに瞬く間に次々死んでいく絶望感が半端ない。
エレンの咆哮で巨人が一斉に反応したり、エレン(に与えられた巨人のちから)は一体何なのか…とはいえやっぱりエレンがどことなくヒロインくさい…ミカサ男前すぎる。
でもってクリスタマジ天使。ただ可愛いだけかと思ってたけどいやマジでクリスタ天使だわ。

ついにこの不気味生物が表紙を飾るまでに出世を・・白鐸って天才すぎて(なんとかと紙一重)茄子以外誰も理解出来ないのかもしれない。天才を理解出来るのは天才だけ…というか変人を理解出来るのも変人だけか。
婚活鶴はなにこの地雷雌・・!
リリスのように「私の椅子は殿方の膝」とかネタとして一度は言ってみたいわ。あくまでネタとしてね!

刊行ペースがまったりで、久しぶり過ぎてキャラ設定がわからなくなってた…というかキャラの描き分けが曖昧になってる…? やっぱり高校生の時のこなたのぶっ飛び感が好きだったなぁ…下の世代はそういう意味でも少し小粒というかキャラが控えめ。なのに出番多いから話にテンポが…あまり…あやのとつかさの話は良かったけども…。

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