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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

2014シーズンライセンス

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先月末に来シーズンのJ1、J2のライセンスが交付されました。
剥奪はともかく降格はよほどの設備支障でも現れない限りは無いんじゃないかと思われるライセンスですが、今年はまだ3期連続赤字・債務超過でもアウトにはならないので無事(?)に各チームとも今年と同じライセンス、もしくは一部J2ライセンス取得チームは上位のライセンスを取得したようですね。

Jリーグ – クラブライセンス交付第一審機関(FIB)による 2014シーズン Jリーグクラブライセンスの交付について

というかJリーグからの公式リリースの前にツエーゲン金沢のJ2ライセンス(条件付)やVファーレン長崎のJ1ライセンス(条件付)取得がそれぞれのチームから報告されていたので(数分~1時間未満の差とはいえ)こういうことは元締めたるリーグがまず率先して、全チーム一括の交付状況をリリースするもんじゃないのかなぁ…とも思う訳で。新着情報の所に上がってはいたけど404エラーだったし…しっかりしろJリーグ公式。
2シーズン制といい、ライセンス制度といい、上からものをいうことにかけては「元締め」っぷりを発揮するのに、全チーム同時に発生する事柄については勝手にやって、ではないにせよ…先頭を切って発表するでもないのがなぁ…まぁそんなことを言ったら毎年の日程発表でさえそのざまなんですけど。日程発表も発表時間をもっと厳密に決めるなりしてリーグが真っ先に発表すべきなんじゃないかなぁ(おもらしするチームが毎年あるけども)。

ライセンス制度については2012年に公表されてるこれが最新…なのかな? 大きく変更が加えられているとは思わないけれど(J3以外)、これを参考にして2014ライセンス交付にあたって各チームがリーグから言われてることをもう一度見てみる。

Jリーグクラブライセンス交付規則 運用細則(PDF)

10月3日付(関西版)のエルゴラには特に財政面(A規程)で2015シーズンのライセンスに影響するチームのリストが出ていました。
付け焼き刃としてライセンス剥奪を回避するには今季黒字を出せばいい(簡単な話ではないだろうけど)のが3期連続赤字を出しているチーム。

群馬* 横浜* 富山 名古屋 神戸* (*債務超過あり)

富山と名古屋は債務超過がないので、とりあえず目先の解決策としては赤字にならなければ「3期連続赤字」ではなくなるのでセーフ…といえばセーフ。
黄色信号出てるのは2011・2012と連続で赤字を出してる鹿島(赤字幅は縮小)
問題は黒字決算以外に債務超過を解決しなければいけないチームのほうで、

札幌 栃木 群馬 横浜 岐阜 神戸 北九州 熊本 大分 (讃岐)

10チーム。

2012年度の情報開示資料にある債務超過額と黒字額(2012年の)を比べてみると…2013年の単年度黒字で債務超過を解消出来るチームって…あるのか?っていう。
特に16億を超えてるマリノスと12億を超えてる神戸、それから6億円近い大分はかなり強引な増資以外で解消するのは無理なんじゃないのかな…。マリノスはそもそもの資本金がかなり小さい(サンガが大きすぎるとはいえ1/100)んやね…。逆にサンガの資本が平均値くらいだったら債務超過額えらい大きいことになってる訳で(今は数字の上ではプラスだけど)そういう意味ではとてもこわい。

2012(平成24)年度Jクラブ個別情報開示資料

で、これらを解決する方法を「考えて提出しろ」という…あれ? 2シーズン制にしたらこれまでより収入増える(端的)ってリーグは言ったよね? そりゃ各チームの努力も必要だけどあんまりにも丸投げじゃない? …あ、そーか。増える分はリーグの懐に入るんだっけー? みたいな。

それ以外に気になるのばB規程のスタジアムに関する部分で注文が付いているチームがあまりにも多いこと(43クラブ中30クラブ)(前掲の運用細則23ページ目あたり)。トイレの数であったり、特に屋根について注文がついているところが多いですね。こんなことは今更言うまでもないのだけれど、トイレは拡張や建物周辺に増設(その分チケットのもぎり位置を変えて「スタジアム内」エリアを拡張)などで多少は対応できる(もちろん限度はあるけど)としても、屋根ともなるとスタジアムの構造物そのものな訳で、クラブの努力でどうこうできる問題じゃないですよね。そこで行政との連携云々という話になるのでしょうが、このご時世にいったいどれだけ行政が金銭的な援助をしてくれるというのだろう。熱意はあっても金はない、熱意があるだけ御の字といったところがほとんどじゃないかなぁ…。なんだかんだで野球場はすぐに出来るのにサッカー場はあれこれ言われていつまでも着工されない気がする現実。京都だけじゃなく、広島も頑張ってるし、大阪だってそう。実際に着工されないとほんとに出来るのか疑わしい。
ヨーロッパ等にあるようなスタジアムを「最終的に」目標とするのはわかる。あれは素晴らしい。そして目標は高いほうがいい。でも現実問題として、実現可能な程度をもっと直視すべきなんじゃないかなぁ…とも思います。実際、一部のクラブを除いてB規程(客席の1/3以上)さえ満たせていないのが現状で、C基準(客席全部)なんて建築計画段階から適用するほかはほぼ対応不可能な基準ではないかと。
何が言いたいかって、現時点で高望みである水準をライセンス項目に含める一方で、罰則規定が文書提出のみというこの「お飾り」っぷりですよ。文書提出させたところで、クラブがどうこう出来る問題ではないのだから「今後とも粘り強く行政に働きかけていく」以上の何が言えるというのか。所詮その程度ならライセンス項目にわざわざ明記せずに、リーグとしての努力目標レベルにしておくわけにはいかなかったのか。逆にそういう「目指すべき基準」を既に満たしているスタジアムについて(満たしていないという減点方式じゃなく)加点方式で優良スタジアム扱い(だからなんだっていう話なんだけど自尊心は満たされる)をするとかのほうが現実的じゃないかなぁ…ともやもや。

J3の基準がこれに対して甘いのも、J3からJ2へのハードルが実はJ2→J1よりも格段に高いんじゃないかと…今更。多分もうあちこちで語り尽くされた後なんだろうけど。

なんかこう…リーグに対する不信感というか…都合のいい時だけトップダウンなもやっと感がどうしても付きまとうのは気のせいかなぁ…。

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