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Kyoto Sanga F.C. & Takarazuka Review and etc.

月組『A-EN ARTHUR VERSION』宝塚バウホール

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さて、巷で話題のA-EN朝美絢バージョンを見て参りました。

いや、うん、すっごいわ。

お芝居はほんっとに終始口元がにやけてる。マスクしていきたいくらい。でも周り大体そうなってるから問題ない。

ショーはショーで、野口先生はあーさをどうしたいのか。ちょっと野口先生、腹を割ってお話してくださらない? っていうか。

いや、あーさがはんぱない(色んな意味で)と、野口先生恐ろしい(アテ書き的な意味で)が交互にやってくる公演でした。


オープニングの男子(もうこの表現より適切な表現などない)総踊りの歌詞がヤバイ。「秘密」で唇に指を寄せて片目を瞑るとかあーさ…あーさ…!

他の場面では瑠音くんはキッチリブレザーの前を止めているので前を開けてるのはこの場面だけ。ブレザーの下がほんとにキャラクターごとに個性的で(お貴族様な瑠音くんはひらひらブラウス)、なるほどハイスクール…。

話の内容はほんとに粗筋以上のことはなく、とても単純。…その単純なストーリーにこれでもか!これでもか!!と少女漫画ノリをぶっこんでくる…野口先生怖い。

あーさの突然の壁ドンといい、小雪ちゃんが眼鏡を外したら美少女だったり、あーさが学校一のイケメンでツンデレで鼻つんしたり顎クイしたり、目薬挿してやろうとしたり…やばい。ほんとにこんな少女漫画ノリのキャラ付けをされてるアテ書きなのに設定に負けてないあーさが何よりやばい。なんやこれタダのイケメンやないか。

ドーナツのたとえとかも「なぜドーナツには穴が空いているか分かるか? それは火の通りをの通りを良くするためだ」…っていう、どう考えても「何言ってんだこいつ」な話を無理やりモノにしてしまうイケメン男子パネェ。ほんとにこの保健室の場面のあーさのツンデレっぷりが…あああああかわいいいい(既に同世代ではない年上からの感想)

それにしても、まゆぽんとあーさの掛け合いはほんとに見ていてテンポもいいし、「付き合いが長い」ことをほのめかす台詞の同期オーラがまたいい。

まゆぽんはどちらかと言えば常識人な感じで、あーさの暴走や瑠音くんのぶっ飛びキャラにもツッコミを入れつつ、友達思いの行動もするし、なんなら苦言も呈するしで普通の人かと思ってたら佳城くんに猛アピールを受けて最後は満更でもなさそうな…ああ、君はそっち方向に道を踏み外してしまったのだね…(違

てのはさておき。

佳城くんがまた良いキャラをしていてですね。佳城くん、どうしても声が今ひとつ低くなりきらないなぁと思っていたのですが、それがとても良い方向に作用したオネェキャラでしたね。最後にも美味しいところもっていくし、いやー良い佳城くんでした。

キャラの濃さという意味では全く負けてない(むしろ変身前の小雪ちゃんと張れるレベル)ジョー先生。おかっぱ保健室のみら先生の元に通いつめるどう贔屓目に見てもストーカー。…最近はやりのSTK愛ですかね。しかし男嫌い(むしろ男性恐怖症)のみら先生は全く振り向いてくれず…どうしようwwジョー先生きもちわるいwwでも最後にはしっかり振り向いて貰えてるから矢張り時代はSTK愛なのか。

ときちゃんの女王様っぷりと、瑠音くんの騎士っぷりがほんとにwwコントのようでwwときちゃんは自分をお姫様扱いしてくれる男が欲しかったから、下僕になりそうな瑠音くんは良い獲物ですねw

後ははーちゃんがまた良い役で。食堂のお姉さんではなく、夜の姿になった時のお衣装がね。はーちゃんのスタイルに映えるショーパンでね! いやーはーちゃんには格好いい女性が本当に似合う。

小雪ちゃんはほんっとに、変身する前の姿がダサいなんてもんじゃなくて。喋り方ももっさりしてるし卑屈だし、こんなん可愛い娘役にさせるなんて…! っていう役柄なんだけど、まぁそら垢抜けたら可愛いですわな。…むしろなんていうんだろうこれ…鉢担ぎというか、あれだ、姥皮。あの昔話みたい。

そんなこんなで、かなり詰め込みまくった上のドタバタコメディなのですが、破綻してない(芝居として成立してる)のはさすがの月組若手の実力だなぁ…

お芝居でとんだイロモノだったジョーくん、ショーになったら格好ええのは知ってました。知ってましたけども! 落差の分だけものっすごく格好良くてですね…視線ドロボー…はぁ(´∀`*)

どの場面もほんとにジョーくんに目を奪われていたのですが、あの、キスマイよく知らないんだけどなんかゴールドの衣装でまゆぽんとはーちゃんが歌ってた場面? あそこのノリノリなジョーくんと、客席降りしてた場面のあのダンスキレッキレなジョーくんが特に惚れ惚れでございました。

それにしても野口先生はあーさをどうしたいのか。色んな場面で女装させた男役を相手に総責めなあーさ…

ラテンの場面ではダルマな男役を侍らせて「可愛がって」いたし。特に軍服着てたあの場面。侍らせ跪かせた男役の首に唇寄せるわゴシック女子な瑠音くんを鞭で縛り付けるとか…ねぇ、野口先生はあーさをどうしたいの。歌詞も一々スミレコードスレスレというかギリギリというか…客席羞恥プレイか。

そんなあーさの妖しい場面の後にはだいたいまゆぽんが出てきて、正統派な姿でソロまたは娘役と歌い踊って正道に引き戻していたような気がします。いや、気のせいではなく。

あーさ、体格はさほど大きくはないけれど、リフトの安定感はほんとに以前から折り紙付きだと思ってるので、たとえ男役の女装が相手であっても何の心配もありませんね!

それにしても客席の釣り方が…ひどい(褒めてる)これ、明らかにNWで客席一本釣りを繰り返してたみやるりの教育の賜物やろ…! けしからんもっとやれ。

まぁそんな軽い話はこのへんにしておいて、本当にあーさは出ずっぱりで

お芝居もそうだけど、本当に大変だと思う。肉体的にも。最後のソロを歌いきって、お辞儀をする瞬間に汗が滴り落ちるのが見えて、ああ、美しいな、と思ったんですよ。変態的な意味ではなくて。

あーさに限らず、このメンバーは次の公演で物凄くスキルアップした姿を見せるんじゃないかなぁ…特にショーで。やっぱり歌って踊る経験は小劇場で積むのが一番だと思うんですよね…。

さて、朝美絢バージョンはこれっきりで次は来月の暁千星バージョン。こっちも楽しみですねぇ…(´∀`*)

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